ヌナだって癒されたい ページ3
ソファの上で寛いでいると、Aヌナが隣に座ってきた。
ここはヌナの特等席。ここで読書をするのが好きなんだって。
みんなが騒いでうるさいような気がするけど、このザワザワ感が返って集中できるらしい。
で、たまに会話に参加したり。
爆笑したり、ミンギュに抱きつかれて面倒くさそうな顔したり…
宿舎ではだいたいこんな様子。
男だらけの宿舎だけどAヌナがいるだけで、パァっと明るくなる気がする。
「はぁ〜」
読んでいた本を置いて深くため息をついヌナ。
ミンギュとホシヒョンが目の前でコントを繰り広げているけど、ぼーっとその様子を見るだけだ。
DK「どうしたの？」
「うーん…ちょっと疲れちゃった」
小さく微笑んだAヌナは苦しそうだった。
DK「そっか。今なら特別！俺の膝貸すよ〜なんて！！」
笑ってくれたらと思って半分ふざけて言ったんだけど、「まじで？じゃあ」なんて言って俺の太腿に頭を預けてきた。
いつもミンギュとかハニヒョンが言ったら「いいよ、恥ずかしい」なんて断ってるのに。
なんか嬉しいんですけど。
DK「♩〜」
「本当に良い声だよね」
DK「あ…ありがとう」
すっごく久しぶりに甘えてくれたことが嬉しくて、
つい鼻歌を歌ってしまった。顔が赤くなるのがわかる。
「もっと歌って？ソクミナの声大好きなんだ」
DK「え？」
今大好きって言った？
まぁ、俺の声のことだけど。
どうしよう。叫んで良いですか。
DK「しょ、しょうがないな」
Aヌナが笑顔になるならなんでもするよ
また、歌うと目を閉じていたヌナがスッと笑顔になった気がした。
SC「ソクミナもAヌナも幸せそうだな〜」
JS「Aヌナ、弱ったらソクミンの所に行くこと多いよね。さすがハッピーウイルス」
MG「あ！！！ソクミナなにしてるんだよ！！そこ変わって」
JS「あー…煩いのに見つかった」
DK「ちょっと！Aヌナ落ちちゃうでしょ！」
「もーうるさい！せっかく癒してもらってたのに。」
MG「俺でも良いじゃん！ラップ聞かせてあげるから」
「ごめん、それじゃ癒されない」
MG「なんでぇー！！」
叫ぶミンギュを見て、「どんだけ〜」と笑うAヌナ。
少しAヌナを癒せたかな？
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年10月8日 23時
