14人姉弟の長女② (ページ15)

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末っ子の悩みページ15

今回は珍しくウォヌヒョンと同室だ。

先にシャワーを浴びさせてもらって、ベットに座っていると「チャニ」と優しい低い声で呼ばれた。

DN「はい」

WN「まだモヤモヤしてる？」

このヒョンは人に興味なさそうだけど、実はよく見ている。

DN「はい…Aヌナ、今日本当にかっこよかったんです。ダンスも歌も。でも…」

WN「俺たちの知ってるAヌナじゃなかった。わかるよ、お前の気持ち」

いつだか、誰かにAヌナはガールズグループ希望だったと聞いたことがある。

いや、普通はソロかガールズグループの2択なんだと思うけど。

事務所が選んだ選択肢はナムジャグループで…

最初は事務所側の判断にかなり反発したし、合流するか迷っていたみたいだ。

でも、最終的に俺たちとデビューをする道を選んでくれた。

このメンバーでデビューできると知った時、すっごく安心した。

もちろん、ヌナがいるということも。

でも、今回のステージの準備をするAヌナは、あまりにも活き活きとしていて、楽しそうだった。

それで思ってしまったんだよね、
「これが本当はAヌナがしたかったことなのか」って…

WN「1回Aヌナと話してみたら？ヌナならお前の気持ち、ちゃんと聞いてくれるよ。」

そう言うとバスルームへ消えてしまった。

まだAヌナ起きてるかな…

メッセージを送ると、すぐに「起きてるよ」と返事が来た。

重い足取りでAヌナの部屋に向かう。

何度も引き返そうかと思ったけど、ウォヌヒョンの言葉が背中を押してくれた。

「Aヌナなら、お前の気持ち、ちゃんと聞いてくれるよ」