14人姉弟の長女② (ページ11)

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大型犬からの指令ページ11

ジェ「もしもし。どうした～？」

MG「お願いがあって連絡したんだけどさ…ジェヒョン明日歌番組出るよな？」

ジェ「出るよ。カムバしたから」

MG「よし…実はさ、AOA先輩のカバーステージも明日やるんだ。それにAヌナが出るんだけど、俺たちは別の仕事で行けないわけ。ということで、変な輩がヌナに寄り付かないようになんとかして」

ジェ「変な輩って(笑)。なに、どう何すれば良いの？ってか、Aヌナもいい大人なんだから、大丈夫でしょ」

MG「お前それでもヌナの幼馴染？なんにもわかってなーい！兎に角！お前にしか頼めないの！Aヌナに近寄る奴がいたら排除！わかった？頼んだぞ！？」

ぶつっ

ジェ「はぁ…ミンギュのやつなんなんだよ…」

思わず溜息を吐くと、近くにいたユタヒョンが心配してくれた。電話の内容を話したら、苦笑いしてお前も大変だなっなんて言われてしまった。

一応ヌナに「明日一緒だね」とカトクを送っておいた。

「会えるの楽しみ！」と返事が返ってきて、早く明日にならないかな～なんて思ったり。

ミンギュの指令はよくわかんないけど…

当日。テレビ局に来て廊下でスタンバイをしていると赤いキラキラした衣装に身を包んだ人達が前からやってくる。

テヨン「ジェヒョナ、Aさんじゃない？」

ジェ「え？」

赤リップにショートヘアーは緩く巻かれていて、女性モードのAヌナ。

マク「うわぁ、綺麗…」

「久しぶり～ついに仕事一緒になったね！」

キラキラの集団から抜けてこちらに来てくれたAヌナは、近くで見るとさらに破壊力がある。

いつもと違うメイクや衣装に、なんだかクラクラしてきた。

こんなAヌナ、初めて見たかも。

ジェ「Aヌナ、すっごく綺麗だよ」

素直に思ったままを口にすると、「照れる」と両手で顔を隠した。

その仕草は普段のヌナなんだけど、本当に顔が赤くなっちゃう辺り可愛いよね。