Marry me? (ページ5)

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BEST FRIENDS. ページ5

長「みっちー!Aおめでとう!」

「「「かんぱーい!!」」」

ジョッキがぶつかる軽快な音と、謙杜の声が響く

今日は定期的にある大学時代のサークルの集まり

長「いやー結婚するとは思ってたけど、案外早かったな」

高「せやねん、みっちー全然相談してくれへんねんもん」

道「2人に言うたらゆるい口からぽろっとこぼれるかもやん?せやから相談は先輩限定」

西「いきなり連絡してきたと思ったら、“俺達結婚せえへん?”とか言われてん
いよいよ恭平病に感染したかと」

流「だいちゃんにプロポーズしてどーすんの」

道「ちょ大吾君言わんといてください!」

大学では同い年の謙社と恭平。サークルの先輩の大吾さんと流星さん
あと丈さんと和さんって言う先輩達とよく一緒に遊んだりしてたんだけど、今日二人は仕事で欠席
本当に仲良しで、同い年の4人は他に友達いないのってくらい一緒にいた

恭「で、式はいつ?」

道「そこら辺はこれからやな」

流「大橋君とか結婚式絶対やばそう」

「その面倒見るの大吾さんと丈さんですね(笑)」

西「ほんと勘弁してほしい...」

「はは、けどみんなにはね?」

道「一番お世話になったから、本当に感謝してるんです」

「こうやって付き合えたのも、あの日みんなが駿の背中押してくれたおかげだし」

長「当たり前やろ?大事な仲間が一大決心したんやから」

西「背中押すのなんて当たり前や!」

道「いった!大吾君加減してくださいよ!」

居酒屋だから周りも騒がしいけど、それすら上回るほどうるさい

周りのお客さんに軽く頭を下げていると、向いに座ってる流星さんも同じことしてた

大学時代もこうやって騒ぐみんなのお世話を私と流星さん、あと丈さんとやってたな～
そんな関係が今も続いてると、ほんと疲れるなって思うけど
無くなったら無くなったで、きっと寂しいんだろうなって思う

流「どうしたん?」

「いや、こうやって集まってるのが当たり前みたいですけど、それがちょっと幸せだなって思って」

流「そうやね～。まさかこの中から結婚するなんて思ってなかったけど」

「そうですよね」

流「みっちーには話したん?」

「何をですか?」

流「みっちーは自分の片思いだと思ってるんちゃう?」

「あぁ、その話は当分話す予定ないです」

流「ふふ、そっか」

「はい。あ!もー駿こぼしてるよ」

いつか話す時がくるまで

私が先に一目惚れしたってことは、秘密ね