Marry me? (ページ14)

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星空の下でページ14

「はぁー...幸せ」

式も無事に終わり、二次会の会場はみんなが用意してくれた、簡単に予約が取れないホテルの会場

式じゃゆっくり話せなかった人達と一通り話して、今は一人会場のバルコニーで休憩
中からはみんなの楽しそうな声が聞こえてきて、ちょっと微笑ましい

道「あ、おった」

「駿。いいの?抜けてきて」

道「いや、Aおらんな～って思ってさ。これ着て」

肩にかけられたジャケットから、大好きな駿の匂い

「駿が寒いじゃん」

道「俺はちょっと飲んで火照ってたから丁度ええの。いいから黙って着てなさい」

「はーい」

道「どうやった?今日は」

「ふふ、すごい幸せ。今までで1番」

道「俺も～」

バルコニーの手すりに背中を預けて空を見上げる駿
その顔が本当に幸せそうで、思わず微笑んでしまう

(西「え、それニヤけ「ニヤけてないから」..すいません」)

道「ん?どうした?」

「いや、なんでもない」

道「そ。ん～」

「うわっ、ちょっとどうしたの//」

急にこっちを向いたと思ったら、いつかみたいなバッグハグをされまして
首元に顔をグリグリ～って

道「Aの匂いって、やっぱ落ち着くな」

「恥ずかしいから///」

道「照れちゃって。こっち向いて?」

恥ずかしくて振り向けずにいると、駿が肩に手を置いて向かい合うように
バルコニーに灯りはない。でも、月に照らされてお互いの顔がよく見える

道「今日はいっぱいAの笑顔が見れてよかった」

「あたしも。駿がいっぱい笑ってて、すごく幸せ感じたよ」

道「それはよかった。夫婦になるってさ、なんか大きく変わるんかと思ったけど
俺達きっと、これからも変わらへんよな」

「きっとね。だって、今までもこれからも、ずっと隣にいてくれるでしょ?」

道「それは当たり前やって」

ニコッと笑って、おでこごっつんこ

夫婦になるって特別なことだけど、あたし達にとっては、結婚してもしなくても
きっとこれからも隣にいて、こやってくっついて、幸せなキスして

道「Aがいてくれれば、俺はそれが1番の幸せやから」

「あたしもだよ」

お互いがいれば、それが1番の幸せだから

星空の下で、可愛いキスをした