検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:24,887 hit

忘れじ ページ14

俺じゃない俺は いったい何者なのだろう。





夕日を映す窓ガラスには俺の姿。制服を纏う男がこちらを無表情で見つめている。




これが夜桜A?




でも五条いわく、俺は30年生きている。


俺は五条の先輩であった時がある。




じゃあ今の俺は?



この制服姿の俺は、一体なんなんだ?







"いずれの子孫が背負った業を思い出せ"




業、というのは一般的に行為などを指すが、多分この文章が指しているのは仏教での使い方の方だろう。




その意味は、前世の因縁での報い。








『……っ、』







暗転。






明転。






青い火花と、赤い血飛沫。

ひらりと舞う黒色の布を、俺は確かに掴もうとして。





__ぼくは、大切な二人に死んで欲しくなかった。






『……あ、?』




また暗転した視界に声だけが聞こえて、その声の主は俺自身だった。




硬くて冷たくて、臭くて最悪。




伸ばした俺の手を掴んだ存在がいた。





そうだ、思い出した。

ソイツはぼくに___






「Aさん!!!」






バチッブチッと脳内で千切れて、


もう二度と戻らないと悟る。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねかあ(プロフ) - 好きっ。徐々に思い出していく系。がんばってください。 (12月26日 16時) (レス) @page15 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シナモ | 作成日時:2023年12月21日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。