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と、流れでとんでもない事を言ってしまったけれど。
これでコナンくんからの信頼は結構削られちゃったかな、、少し悲しい気もする。まだ出会って浅いけどいい子だったし。
コナンくんから聞くとこによると、どうやらちっちゃくなったシェリーは俺にホワイトレディの面影を見たらしい。さすがに驚いた。
俺とホワイトレディは化粧をしてるっていうのもあるけど、普通に別人に見えるレベルに違うのに。
⋯⋯
「ホワイトレディ。
ちょっと、大丈夫ですか?」
『えっ、あぁ、ごめんバーボン。考え事してて⋯⋯』
バーボンの声に気づいて今、俺はホワイトレディだったことを思い出す。
危ない危ない⋯⋯今は蒼井Aの思考は消さないと。
『そういえば⋯⋯赤井に化けて関係者の周りを彷徨いてたんだってね?そのおかげでキャンティに消されそうになったとか』
「知ってましたか。その甲斐あってあの男が本当に死んだということが確認できましたけど」
『それは良かった。⋯⋯で?次の行動ってやつに移るわけ?』
「ふっ、、その前に面白いものを見つけましてね。知ってますか?あの赤井秀一の相棒ですよ」
『蒼井Aでしょ?もちろん知ってるけど』
バーボンから不意に出た自分の名前に肩が震えそうになるのを必死に堪えて平然を装う。
ニヤリと口元が歪んでいるところを見ると、どうやら餌には食いついてくれたようだ。
思わぬタイミングで。
「どうやら蒼井は赤井が死んだと共に表に出てきたようでして。その時には僕の変装には気づかれていたので赤井の姿で彼の周りをうろつきはしなかったのですが⋯⋯」
『が?』
「、全く似てませんでしたよ、赤井と。よくもあんな性格で赤井の相棒を務められていたと思うくらいにね」
『⋯⋯』
うっわ、失敬なやつ。
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作者名:テール | 作成日時:2023年5月10日 21時