歌い手様のBL短編集

俺だけの､､､(うらたぬき×あほの坂田。) ページ36

うらたぬきside

時間はとんでお見合いパーティーがはじまった
朝から憂鬱ではあったが､パーティーがはじまるともっと憂鬱である
仕方の無いことだとわかっていても良い気はしない
だって

女1「うらた王子〜♡」

女1「お話しましょ〜♡」

こういうのがほんとに苦手だ

う「すみません｡お話の時間はまた後で」

女1「いいじゃないですか〜♡」

う「ほんと､､､困るんで､､､」

初対面相手にボディタッチが多いのとか迷惑なんだけど､､､

？「すみません｡お話の時間は決まっておりますので｡」

う「坂田!?」

さ「ふふ♪」

女1「少しくらいいいじゃないですか!」

こいつ坂田が相手になった瞬間この♡消えたぞ

さ「パーティーと言っても仮にもお見合いですので､この行為は退場の条件に当てはまりますがどうされますか?」

女1「わ､分かったわよ!」

う「坂田､ありがと」

さ「いえいえ」

不覚にも弟相手にキュンとしたのは黙っておこう

さ「ああいう行為､普通に迷惑よな」

う「そうなんだよな､､､」

さ「てか､あいつ僕に対しての態度とうらた兄さんに対する態度違いすぎじゃねw」

う「それは思ったわw」

さ「､､､ちょっとベランダ出えへん?」

う「おう､いいぜ」

気を使わせちゃったかもな､､､
ちょっと沈黙あったし

う「涼しいな」

さ「わあ､綺麗な星!」

子供かよwってツッコミたくなったけど､それこそ宝物を見つけた子供のように目が輝いていたから言うのはやめた

う「ほんとだ」

その時､ベランダの手すりに座っていた猫がキスをした
それを坂田も見ていたようで

さ「キスってどんなんなんやろ､､､」

そうボソッと言った

う「わかんね」

そう､キスってどんなのかなんて今の俺には分からない
キスってそんなにいいものなのか?



続く

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