歌い手様のBL短編集

まったり~うらたぬき×坂田~ ショコラ@坂田家少女さんからのリクエスト ページ3

うらたぬきside
今日は坂田が家にくる
時刻は10時を告げようとしていた
約束していた時間は9時だったはずなのだが､もう1時間が過ぎようとしている
いつも通りと言えばそうなのだが､LINEが返ってこないのは更に不安をそそる
う「はぁ」
思わず溜息が出でしまう
?「だーれだ?」
いきなり視界を塞がれたかと思えば､安心する声で尋ねてくる
う「坂田だろ」
さ「せいかーい」
これ以上は無いような満面の笑みで俺を見てくる
う「せいかーいじゃねぇだろ｡LINEくらい返せあほ」
さ「ごめんって､でもうらさんももう慣れたやろ」
慣れとか言う問題じゃねぇだろ｡と内心思いつつ
う「そうだな…もう慣れたわ」
と言う
う「てか､どうやって入ったんだよ｡鍵はかかってただろ」
さ「うん｡これで入ってきたんよ」
自慢げに見せて来たのは俺の部屋の合鍵だった
う「それ今使うべきものか?って言うかなくしてなかったんだな」
さ「うらさんもしかして煽ってる!?」
う「まぁな」
さ「えぇ､､」
う「あっ､なんか飲む?」
さ「うん!」
何あるかな､､
お茶しかないな､､お茶でいいか
う「お待たせ」
坂田の前にコップを置くと一気に飲み干した
それほど喉が渇いていたのか
さ「ふぅ､生き返る､､」
う「お前､喉乾いてるんだったら早く言えよ」
さ「そんなこと言うより､うらさんと話したいやん」
う「そ､そうかよ///」
照れてることを分からせないようにする為､スマホに目をおとす
さ「もしかしてうらさん照れてる?」
う「だ､だったらなんだって言うんだよ///」
さ「いや〜､可愛ええな思て」
そんな事を言いながら､坂田は俺の頭を撫でる
俺は目を細める
撫でられるのは嫌いじゃない
さ「ふふっ､うらさん気持ちよさそうやな」
う「気持ちよかったら悪い?///」
さ「いや､ほんまに可愛ええなうらさんは」
う「お前､可愛いしか言ってないじゃん」
さ「だってほんまの事やろ」
う「そうかよ」
さ「うらさんもしかしてツンデレw」
う「ちげぇーし」
素直じゃないとこもあるけど､ツンデレではないと思う
さ「そうかな」
う「そうだよ」
さ「うらさん」
う「ん?」
さ「愛してる」
急に呼んだかと思うと､耳元でそう囁いてくる
ほんと､ずるいよな
坂田ってやつはさ
う「俺も､愛してる」
そう呟き
坂田に抱きつく
さ「えっ?うらさん?」
う「今日はいっぱいかまえよな｡あほ!」
さ「あほは余計やと思うんやけど!?」
いつまでもこの関係が続けばいいな

まったり〜うらたぬき×坂田〜END

後書き→←忘愛症候群~そらる×まふまふ~(Bad End編Part2)

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