＊ ページ8
「 あ、Aちゃん 」
「 …どーも、」
放課後。何故か私は先生に仕事を頼まれる事が多い。他にも保健委員は居るのになんで私なのだろうか、それ程信頼されているという事なのだろうか。…まあ、どんな理由であれど、先生にとっての私は子供なことに変わりはないのだろうが。
「 どっか適当に座っといてええよ。あ、何か飲む？ 」
「 大丈夫ですよ、あくまで私はお手伝いに来ただけなので 」
「 ええよ、僕がなんか飲ませてあげたいだけやから。何飲みたいとかある？ 」
「 ……なら、ココアとかありますか？ 」
「 ココアね、ちょっと待ってな 」と言いながら用意してくれる先生。…本当、相変わらず優しいよな、なんてぼんやりと考えていれば「 ココア、なんてやっぱりまだオコチャマやね 」と笑いながら言う先生。
思わず むつ、として「 子供なんかじゃありません 」と言い返せば「 オトナはココアなんて飲まへんよ 」という返答。…まあ、確かにそう、かもしれないが。
「 ん、ココア 」
「 ……どうも、」
目の前に こと、という音を立ててココアが置かれる。まだ作ったばかりなので湯気が出ている。少し ふうふう、としながら飲もうとしたが、それでもやっぱりあつい。思わず「 …あつ、」なんて言葉を漏らせば「 やっぱりオコチャマやね 」なんて言われて。
言い返そう、と思って先生が飲んでるものを見ればブラックコーヒー。…そういえば、私、ブラックコーヒー苦くて飲めなかったな、なんて思い出す。
大人はブラックコーヒー位飲めて当然なのだろうか。
「 …先生、」
「 ん？ 」
「 ブラックコーヒー、1口下さい 」
「 …ええけど、オコチャマなAちゃんにはまだ早いかもよ？ 」
オコチャマをやけに強調して言ってくる先生に「 私だってこれくらい飲めます！ 」と返せば「 はいはい、」という返答と共に先生の飲みかけのブラックコーヒーが渡される。
一口。それを口に含めば苦くて。思わず顔を歪めれば、「 やっぱりAちゃんには早かったな 」なんて笑われてしまった。
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一期一会。with:LS(プロフ) - ゆきさん» 申し訳ありません。この企画は既に募集を終了していて、メンバーが集まった上で書いています…！わざわざ本当にすみません！ (2017年9月29日 22時) (
レス) id: e937ac9e82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 参加してもいい？ (2017年9月29日 22時) (レス) id: a5d3d316d7 (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 一期一会。with:LSさん» ありがとうございます精一杯頑張ります (2017年9月22日 20時) (レス) id: 9fefa778bd (このIDを非表示/違反報告)
一期一会。with:LS(プロフ) - 千夜さん» いえいえ、全然場違いなんかじゃありません、参加してくださっただけで嬉しいですよ〜！ (2017年9月22日 18時) (レス) id: e937ac9e82 (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 素晴らしいかったです私もこのぐらい素晴らしい作品作りたいです場違いな気しかしませんが私も頑張ります (2017年9月22日 7時) (レス) id: 9fefa778bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪華作者様たち x他9人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/musou/
作成日時：2017年9月21日 18時
