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「はーい、今日は最初にテスト返すねー。」
テストを返す、というとどうしてもブーイングの嵐になる。
テストを返していくと喜んでる子や落ち込んでる子が出てくる。
今回はやっぱり難しかったのか落ち込んでる子の方が多い。
「赤点だった子は残ってね。じゃ、授業始めるよ。」
そして今日もいつも通り授業を始めた。
__________
「…今回も志麻くんだけ？」
「みたいやね。みんな帰ってったし。」
正直好都合だった。
この間の子の話、確認したかったから。
「…ねぇ志麻くん。」
「んー？」
志麻くんは間違えた問題を解きながら返事する。
「……テスト、わざと悪い点数取ってない？」
「…………………なんで？」
「この間、志麻くんと同じ学校の子が言ってた。
『志麻くんは成績トップだよ。』って…。」
志麻くんは問題を解く手を止め黙っていた。
「ねぇ、どうして______」
「バレたんなら仕方ないか。」
「え…。」
「うん、わざと悪い点数とった。」
「どうして……！？」
「A先生と一緒に居れるから。」
「え………？」
「なんでかわからんけど、うちのクラス数学のテストは皆赤点
取らへんやろ。やから、赤点とったらA先生と2人っきりに
なれると思って。」
「なんで私と…？」
「え…わからへん？」
「まじかー…。」と志麻くんはぼやいてる。
え、どういうこと？
「俺が、A先生の事好きやから。恋愛的な意味で。」
「え…！？」
でも、私と志麻くんは教師と生徒。
塾だとしても…バレたらまずいだろう。
「教師と生徒だろうが関係ない。
俺は…Aが好きなんや。」
急に名前を呼ばれてドキッとした。
……もしかしたら私も、気づいてないだけで志麻くんのこと…。
「俺、諦めへんから。
ってことで、バレたけど赤点取り続けるからな。
よろしくお願いしますね♪」
そう言って志麻くんは帰っていった。
これ以上補習が続いたら______
______私の心臓がもたないかも。
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一期一会。with:LS(プロフ) - ゆきさん» 申し訳ありません。この企画は既に募集を終了していて、メンバーが集まった上で書いています…！わざわざ本当にすみません！ (2017年9月29日 22時) (
レス) id: e937ac9e82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 参加してもいい？ (2017年9月29日 22時) (レス) id: a5d3d316d7 (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 一期一会。with:LSさん» ありがとうございます精一杯頑張ります (2017年9月22日 20時) (レス) id: 9fefa778bd (このIDを非表示/違反報告)
一期一会。with:LS(プロフ) - 千夜さん» いえいえ、全然場違いなんかじゃありません、参加してくださっただけで嬉しいですよ〜！ (2017年9月22日 18時) (レス) id: e937ac9e82 (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 素晴らしいかったです私もこのぐらい素晴らしい作品作りたいです場違いな気しかしませんが私も頑張ります (2017年9月22日 7時) (レス) id: 9fefa778bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪華作者様たち x他9人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/musou/
作成日時：2017年9月21日 18時
