【歌い手/大型コラボ企画】先生、好きです。

週に１回のお楽しみ【 センラ 】 ページ36

私は週に１回料理教室に通っている


そこの先生はカッコいいし、声もいいし、悪いところはない


だから他に通っている人達も毎回カッコいいって騒いでいる


なかには狙っている人もいると噂がある


まぁ、私もイケメンだなぁっとは思う


でも狙うまではいかないだろう


「はーい、そろそろ始めますよー
今日は麻婆茄子を作りますー」


「じゃあ、説明しますね」


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「はい、じゃあーLet's Cooking！！」


発音良すぎでしょ


おば様達はキャーキャー騒いでて煩い


さっき説明は聞いたものの


初めてだし全然わかんない


自分を信じて勘で作っていく


「お！Aさん、すっごい上手やない！？
初めて？」


『はい、初めてです』


「すごいなぁ、説明よく聞いてくれてたん？
嬉しいなぁ」


『いや、説明聞くって当たり前じゃないですか？』


「あっ、そ、そうやね！！嬉しかったんだよね…」


『有難うございます』


「じゃあ、これからもfight！！」


英語の発音よすぎでしょ


遠くの方でおば様達がなんかヒソヒソ言っている


まぁ、私はこういうのは気にしない


「はい、そろそろできましたかー？」


はーい！


なんてみんなが言う


「それでは、皆さん、できたのを前にだしてください！」


みんながそれぞれだしに行く


「見た目が一番綺麗なのは…
Aさんですね！
毎回綺麗で驚きます！！」


『あ、有難うございます』


「じゃあ、試食しますよー」




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「みなさん、誰が一番美味しかったですか？」


投票してくださーい、なんて先生が言う


「結果は…やはりAさんでしたね！」


おば様1「Aさんばっか褒めてばっか…
先生ー私はー？」


「あ、吉田さんもすごいですよ…！」


おば様2「先生ー私はー？」


「あ、池田さんもすごいですよ…！」


なんか言わされてる感すごい


「じゃあ、今日はここらへんでー、
帰りは気をつけてくださいねー」


『先生、さようなら』


「さようなら、気をつけてねー！」


『はい』


私は密かに先生を好きだとかここでしか思わない。

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