* ページ4
どうやら先生がわざわざ遠回りしてくれたらしく、私の家の前に着く。
その時は、雨はほぼ止んでいた。
…雨、降ってくれて良かったな。
なんて、いつもは雨のこと馬鹿にするくせに今日はそんなこと一切思わなかった。
「今日はありがとうね。おかげで助かったよ」
『いえいえ!こちらこそ!』
私は傘をたたむ。
今度こそここでお別れなのかな。
寂しいけど、これ以上一緒にいると迷惑になるのかもしれない。
しれない、けど。
こんなチャンス、逃したくない。
少しでも先生に近づきたい。
「じゃあ、僕はこれで」
小さく手を振る先生。
手が、足が、物凄く震えてる。
怖い。
怖いけど、逃したくない。
チャンスも、先生も。
『待ってください!!』
「……っ…?」
私は先生の手を掴んだ。
何気に触れたのもこの時が初めてで。
『私、先生のことが好きなんです!』
先生の答えはあと何秒後に聞けますか。
雨が止んだからか、ふと見えた空には虹がかかっていた。
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一期一会。with:LS(プロフ) - ゆきさん» 申し訳ありません。この企画は既に募集を終了していて、メンバーが集まった上で書いています…!わざわざ本当にすみません! (2017年9月29日 22時) (レス) id: e937ac9e82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 参加してもいい? (2017年9月29日 22時) (レス) id: a5d3d316d7 (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 一期一会。with:LSさん» ありがとうございます精一杯頑張ります (2017年9月22日 20時) (レス) id: 9fefa778bd (このIDを非表示/違反報告)
一期一会。with:LS(プロフ) - 千夜さん» いえいえ、全然場違いなんかじゃありません、参加してくださっただけで嬉しいですよ〜! (2017年9月22日 18時) (レス) id: e937ac9e82 (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 素晴らしいかったです私もこのぐらい素晴らしい作品作りたいです場違いな気しかしませんが私も頑張ります (2017年9月22日 7時) (レス) id: 9fefa778bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:豪華作者様たち x他9人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/musou/
作成日時:2017年9月21日 18時