【歌い手/大型コラボ企画】先生、好きです。

＊ ページ24

.









放課後、先生を校舎裏に呼び出した


...先生。早く来ないかな...

そう思っていると先生がいつもの白衣を着て小走りで私の所へ来た







「急に呼び出してごめんなさい...。
でも伝えたかったんです。

...先生、好きです。」






今の私はきっと微笑んでいるだろう
だって、やっと気持ちが伝えれたんだから

先生は悲しそうな顔をしている





あぁ、...私振られるんだ。
なんとなくわかった







「Aの気持ちは凄く嬉しい。ありがとう。
けど、ごめん...。
勘違いさせる様な事してごめん。」




「先生、謝らないで。
勘違い...って事は誰かを私と重ねてたんだね。」







先生はコクりと頷く







「...俺の元カノと重ねてた去年、交通事故で亡くなって...。
気分が沈んでる時、君に出会ったんだ。それで話かけて...。」







今にも泣きそうな先生の手をぎゅっと握る





「わかったから、それ以上話さないで、先生。」





先生は黙り込む







「先生、...私諦めない。
過去なんて忘れさせてあげる。
覚悟してて下さい！」






私の恋は終わってなんかいない



むしろ
今から始まるんだ









.

あとがき/*天使*→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す