ぼくとしろひげかいぞくだん 4 ページ49
あ、そうだ、クッキー！
｢マルコおじちゃんにね、これあげる！｣
｢ん？ありがとよい。って、これは…おれか？｣
｢うん！マルコおじちゃんのとりさん、きれいでだいすきだから、これをあげたかったの！｣
｢そうかそうか。ありがとよい。｣
すぐに食べてくれて、おいしいよいってあたまをなでてくれた。
それからぼくのもってるかごを見て、みんなにくばるのかってきかれた。
｢うん！つぎはかか様と、とと様のところ行くよ！｣
｢一人で平気か？｣
｢うーん…いっしょに行ってくれる？｣
｢ああ、いいよい。｣
マルコおじちゃんと手をつないで、かか様のところへ！
｢かか様！とと様！｣
ぎゅーってだきつけば、あたまをなでて笑ってた。
おしごとはおやすみ中みたい。
クッキーをあげると、たくさんほめてくれた！
｢可愛くて食べるのがもったいないわ。｣
｢凄いな、コウ。これ、お前さんが作ってくれたんだな。ありがとう。｣
｢へへっ！おいしい？｣
｢ああ。こんなに美味いクッキーは初めて食べたよ。｣
｢ええ、本当に。凄く美味しいわ！ありがとう。｣
そのあとも、みんなにくばるのはたいへんだったけど、おいしいってたくさんほめてもらえて、すっごくうれしかった！
｢みんな喜んでくれてよかったねい。頑張ったな、コウ。お疲れさん。｣
｢うん、うれし、かった……。｣
｢ははっ、眠そうだねい。ほら、乗れよい。｣
｢ありがと、マルコおじちゃん……。でも、おじい様のとこ、行かなきゃ…｡｣
｢ん、分かった。｣
さすがに歩き回ってつかれちゃった。
マルコおじちゃんがおんぶしてくれて、気づいたらねてたみたい。
目がさめたら、おじい様のおなかの上だったからびっくりしちゃった。
｢グララ…目ェ覚めたか？｣
｢おじい様！あっ、あのね、クッキーどうぞ！｣
すぐそばにあったかごから、ステファンとくじらのかたちのクッキーをわたした。
｢これ、コウが作ったのか？｣
｢うん！そうだよ！｣
｢グララララ！凄ェな、コウ。ありがとよ。｣
おじい様の大きな手が、ぼくのあたまをなでた。
このやさしい手が、ぼくはだいすきなんだあ！
｢えへへ、よろこんでもらえてよかった！｣
きょうはたくさんほめてもらえて、さいこうの1日だった！
あとでマルコおじちゃんとサッチおじちゃんに、ありがとうしに行かなきゃね！
あとエースにいちゃんも！
あしたは何をしようかなあ。へへっ、楽しみ！
ぼくとしろひげかいぞくだん end.
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雨音(プロフ) - メルディアナさん» 甘いのが続いたので、嫉妬系にしてしまいましたが、楽しんでいただけて良かったです！甘々も近いうちに書きますね。ありがとうございました！ (2022年7月21日 7時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - この話も良かったです。もっと甘いのも見てみたいです (2022年7月21日 0時) (レス) @page34 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - メルディアナさん» いつもありがとうございます♪承りました！ (2022年7月17日 21時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - お風呂でイゾウに抱かれる話をみたいです。 (2022年7月17日 15時) (レス) id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - とっても楽しかったです。ありがとうございました！ (2022年7月16日 23時) (レス) @page26 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2022年6月29日 23時
