ぼくとしろひげかいぞくだん 3 ページ48
クッキーが焼けた。
じょうずにできたから、はやくみんなにくばりたいな。
｢みんなはおしごといそがしいでしょ？ぼくがみーんなにくばるからね！｣
｢でも数が多いし、大丈夫か？手伝うぞ？｣
｢ううん、へいきだよ！何回もとりにきちゃうとおもうけど、ぼくがんばる！だからいい？｣
｢うーん…無理はするなよ？サッチおじちゃんとの約束！｣
｢わかった！やくそくね！｣
かごにたくさんのクッキーを入れてもらって、さっそく食堂をでた。
とりさんのと、くまさんと、ステファンとコタツのは分けてふくろに入れてもらった。
ぼくはいちばんに渡したい人がいるんだ。
いつもならかか様の所に行くんだけど、きょうはちがう。
｢お、コウじゃねェか。誰か探してんのか？｣
｢あ、エースにいちゃん！マルコおじちゃんしらない？｣
｢んー、見てねェな。一緒に探すか？｣
｢うん！あっ、エースにいちゃんにもクッキーあげるね！｣
｢ありがとな！あー…、ん、すげェうまい！｣
｢へへっ！｣
それからエースにいちゃんは、ぼくをかたぐるましてくれた。
かごを落とさないように気をつけながら、ぼくたちはマルコおじちゃんをさがした。
｢そういや、なんでマルコを探してるんだ？｣
｢マルコおじちゃんに会えるまでないしょー！｣
｢ははっ、そうかそうか！｣
エースにいちゃんはいろんなお話をしてくれるんだ！
そのなかでもぼくがだいすきなのは、エースにいちゃんの兄弟のお話。
同じとしの兄弟とのぼうけんとか、おおきなかいじゅうとか、びよーんってのびる弟のお話がだいすきなの！
そんなお話をたくさんしてもらってたら、前からマルコおじちゃんが歩いてきたのが見えて、とびおりて走った。
｢マルコおじちゃん！！｣
｢コウ！なかなか見つからねェから、随分探したよい。｣
｢へへっ、じゃあぼくの勝ち？｣
｢ああ、コウの勝ちだ。｣
｢やったあ！！｣
｢よかったな、コウ。マルコ見つかって。｣
｢あ、エースにいちゃん！いっしょにさがしてくれて、ありがとう！｣
｢どういたしまして。｣
そう言うとエースにいちゃんは、ひらひらと手をふって歩いていった。
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雨音(プロフ) - メルディアナさん» 甘いのが続いたので、嫉妬系にしてしまいましたが、楽しんでいただけて良かったです！甘々も近いうちに書きますね。ありがとうございました！ (2022年7月21日 7時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - この話も良かったです。もっと甘いのも見てみたいです (2022年7月21日 0時) (レス) @page34 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - メルディアナさん» いつもありがとうございます♪承りました！ (2022年7月17日 21時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - お風呂でイゾウに抱かれる話をみたいです。 (2022年7月17日 15時) (レス) id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - とっても楽しかったです。ありがとうございました！ (2022年7月16日 23時) (レス) @page26 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2022年6月29日 23時
