紅葉舞う景色の中で 1 ページ39
＿No side
休息の為、温泉地へとやって来た白ひげ海賊団一行。
秋島であるこの島は過ごしやすく、風情ある景色が楽しめるので、白ひげの療養も兼ねて度々訪れるようだ。
初日こそ宴が開かれ、この島一巨大な温泉にみんなで浸かるのが恒例ではあるが、それ以降隊長達も任を解かれ、各々が好きな時間を過ごす。
好きな所へ行き、好きな物を食べ、好きな旅館に泊まる。
若者達は歓楽街に近い旅館を好むし、静かにゆったりと過ごしたい隊長達はそこからは離れた趣ある旅館を選ぶなどと、選ぶ傾向は意外と似たり寄ったりしている。
だからいざ旅館に着いた時、同じ旅館を取っていた、なんて事はよくある事だったりする。
マルコ、ビスタ、イゾウはよく同じ旅館を取るし、楽しみたいサッチやラクヨウは、若者達と同じ旅館を取る事が多いらしい。
そもそも1000人以上の大所帯だ。
誰かしら旅館が被るのは、当然と言えば当然だろう。
さて今回、イゾウとAが取ったのは、この島で一番紅葉が美しい旅館だ。
どういう訳か今回に限っては、二人と同じ旅館を取った者はいないらしい。
それもそのはず、この旅館はイゾウによって貸し切られているのだ。
小高い丘の上にあるその旅館は、大きくはなくともこの島の中央にある銀杏並木を一望出来る。
旅館の周囲や中庭に生えた紅葉も赤く色付き、どの部屋からも紅葉を楽しめる設計になっているのだ。
しかも夜には島全体がライトアップされる。
いつ、どこから見ても、紅葉を様々に楽しめる工夫が施されているから、どの旅館に泊まろうが、十人十色で楽しめる、趣ある島である。
｢本当にいいの？こんな素敵な旅館…。｣
｢ああ、もちろん。今日は二人で楽しもう。｣
｢ありがとう。ふふっ、楽しみね！｣
赤も黄色も舞い散る景色を背に、二人は旅館の暖簾をくぐって行った。
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雨音(プロフ) - メルディアナさん» 甘いのが続いたので、嫉妬系にしてしまいましたが、楽しんでいただけて良かったです！甘々も近いうちに書きますね。ありがとうございました！ (2022年7月21日 7時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - この話も良かったです。もっと甘いのも見てみたいです (2022年7月21日 0時) (レス) @page34 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - メルディアナさん» いつもありがとうございます♪承りました！ (2022年7月17日 21時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - お風呂でイゾウに抱かれる話をみたいです。 (2022年7月17日 15時) (レス) id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - とっても楽しかったです。ありがとうございました！ (2022年7月16日 23時) (レス) @page26 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2022年6月29日 23時
