男の嫉妬は何とやら 4 (※) ページ31
＿Aside
次に唇が離れた時、彼は中に入れていた指を引き抜くと、着ていた着物を脱ぎ捨てた。
そしてそのまま私の片脚を持ち上げる。
不安定な身体を支えようと、咄嗟に強く抱きついた。
秘部に充てがわれた熱は、まるで吸い付くように飲み込まれようとしている。
｢A…。｣
｢え？…ああっ！｣
名を呼ばれ顔を上げた瞬間、彼の昂りが私の中を貫いた。
最奥を叩き、押し潰され、背中を快感が一気に駆け上がった私は、身体を仰け反らせ、絶頂した。
いつもなら落ち着くまで待ってくれるけれど、今日はそんなのお構い無しとでも言うように、私を揺さぶった。
｢ちょっと、待って…！いぞ、さっ、んむっ！｣
怒らせてしまった自覚はあるけれど、私にだって言い分くらいある。
唇を塞がれてしまっては、話す事も叶わない。
首筋や肩を噛まれたり吸われたりする度に、甘い痺れが身体中に広がっていく。
奥まで突かれれば、息が苦しくて、でも飛びそうなくらいの快楽に襲われ、目の前が明滅する。
抜けそうなギリギリまで引かれると、ぽっかりと穴が空いてしまったかのような、寂しさのような焦れったさを感じる。
それが繰り返され、おかしくなりそうだった。
｢う、あっ、待って、だめっ！...ぁあんっ！｣
もう片方の脚も持ち上げられ、抱えあげられた。
支える物がなくなり、自重でさらに奥への侵入を許してしまう。
おしりには彼の指がくいこみ、時に揉みしだかれる。
それさえも気持ち良くて、もう訳が分からない。
目の前にある彼の顔を見つめても、彼の心情は分からない。
ただ、汗を滲ませ、快楽に顔を歪める彼は、非常に扇情的だ。
そのせいで中が締まるから、より一層彼の熱を感じてしまう。
彼の限界も近いのか、最奥を突くと一度動きを止め、視線が絡んだ。
｢A...おれを、おれだけを、見てくれ。｣
｢んっ、見てる...。いつだって、貴方しか、見てないわ。...ふあっ！｣
まだ奥へ進もうと突き上げられ、声が漏れた。
背中を電流が走り、思わず彼の首にしがみつく。
すると名を呼ばれ、引き寄せられるように唇を寄せた。
舌を絡ませ、合間に愛を囁けば、律動が再開し、いとも簡単に絶頂へと押し上げられる。
｢いぞ、さっ！もう...！｣
｢ああ...おれも、限界だ。｣
一層水音が反響し、私の声と彼の荒い吐息が混ざり合う。
突き抜けるような快感が走り、足指をピンと張って絶頂した。
お腹には彼の欲が吐き出され、熱くて堪らなかった。
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雨音(プロフ) - メルディアナさん» 甘いのが続いたので、嫉妬系にしてしまいましたが、楽しんでいただけて良かったです！甘々も近いうちに書きますね。ありがとうございました！ (2022年7月21日 7時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - この話も良かったです。もっと甘いのも見てみたいです (2022年7月21日 0時) (レス) @page34 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - メルディアナさん» いつもありがとうございます♪承りました！ (2022年7月17日 21時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - お風呂でイゾウに抱かれる話をみたいです。 (2022年7月17日 15時) (レス) id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - とっても楽しかったです。ありがとうございました！ (2022年7月16日 23時) (レス) @page26 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2022年6月29日 23時
