req.4 男の嫉妬は何とやら 1 ページ28
メルディアナ様、リクエストありがとうございます！
時系列的には結婚前です。
前置きが長いですが、ご了承ください。
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＿No side
またしても勝手にやって来た赤髪海賊団の奴らと宴の真っ最中。
盛大に行われる宴は盛り上がりを見せ、飲み食い歌い、そしてみんなが笑っている。
が、ただ一人、黙々と酒を煽り続ける者がいる。
イゾウだ。
彼の視線の先にいるのは赤髪……の隣にいる女。
赤髪の横にはベン・ベックマン、そしてその反対に彼の恋人の姿があった。
｢だっはっは！いいなァ。A、もっと聞かせてくれ！｣
｢いいわよ。そうね、私が……と、………たのは───。｣
シャンクスの声はよく届くが、周囲の喧騒のせいか彼女の声は途切れ途切れにしか聞こえない。
｢おーおー、随分イラついてるねい。｣
｢凄ェ顔してんぞ！｣
｢……｡｣
楽しそうに、そして少し顔を赤らめてシャンクスと話す彼女を良く思わないのは、恋人としては当然の反応だろう。
マルコとサッチはそんな彼を心配してか、声を掛けたが、だんまりを決め込むイゾウ。
眉間に皺を寄せ、酒を流し込む早さは上がる一方だ。
｢そろそろ水飲めよい。｣
｢いらねェ。｣
｢流石のお前も、そんな飲み方してたら明日に響くぜ？｣
｢酔ってねェ。｣
淡々と答えるイゾウに、二人は顔を見合わせる。
そしてサッチが酒を取り上げ、マルコが水の入ったグラスを握らせた。
｢はーい、酒は一旦ストップな？｣
｢…ちっ。｣
｢ははっ、機嫌悪ィな。それ飲んでちょっと落ち着けよい。｣
グイッと水を飲み干し、項垂れるイゾウ。
顔を上げたかと思えば据わった目で彼女を見つめた。
｢ま、確かにあれは気分良いもんじゃねェよな。｣
｢取り返しに行かねェのかい？｣
｢…別におれは、縛りつけたい訳じゃねェ。｣
｢でも我慢は良くないぜ？｣
｢男の嫉妬程見苦しいモンはねェだろう。｣
あくまでも彼は、彼女の意思を尊重したいらしい。
彼女が楽しんでいるのならそれでいい、と。
｢ヒュー♪かーっこいいねェ！イゾウちゃん！｣
｢ちゃん付けるんじゃねェフランスパン。｣
｢まァ、いいじゃねェか。おれっちがAちゃんの代わりに酌してやるよ！｣
｢おれも付き合うよい。まだ飲み足りねェしな。｣
気遣いが嬉しかったのか、口にはせずともその表情は幾分か緩んでいた。
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雨音(プロフ) - メルディアナさん» 甘いのが続いたので、嫉妬系にしてしまいましたが、楽しんでいただけて良かったです！甘々も近いうちに書きますね。ありがとうございました！ (2022年7月21日 7時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - この話も良かったです。もっと甘いのも見てみたいです (2022年7月21日 0時) (レス) @page34 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - メルディアナさん» いつもありがとうございます♪承りました！ (2022年7月17日 21時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - お風呂でイゾウに抱かれる話をみたいです。 (2022年7月17日 15時) (レス) id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - とっても楽しかったです。ありがとうございました！ (2022年7月16日 23時) (レス) @page26 id: 4fe2c4e2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2022年6月29日 23時
