▽めめと私 ページ12
.
『……。』
「……。」
『…あの、』
「何?」
『何か用?』
「別に。」
『じゃあ何でそんなこっち見てるの。』
「理由ないとダメなの?」
『その返しめんどくさ!!!!』
雑誌撮影のメイク中、鏡越しにこちらを見つめてるめめの視線が気になった。
彼がSnow Manに加入して以前より距離が近くなってからいつもこうだ。ふと視線を感じて周りを見渡せばこちらを見ているのは8割方目黒蓮。たまに渡辺翔太。めめに至っては目が合っても絶対に向こうから視線を逸らすことは無い。
何?って聞けば何でもないとか、気にしないでとかそんな風に返されてまあまあ疲れる。何だか危ないものに取り憑かれてる気分。
『ずっと見られてると気になる!』
「いいじゃん、減るもんじゃないし。」
『毎日すり減りそうなくらい見られてて色々通り越して怖い!』
「ふはっ。」
『笑い事じゃないんだが。』
私の隣に立ってるメイクさんもクスクス笑い始めて仲良いね、なんて行ってくる始末。この会話のどの辺が仲良く見えるのか1から10まで説明して欲しい。
「何だかんだ自分が1番じゃないと無理!って思うこと多々あってさ。」
『突然何の話始まったの?』
「いいから聞いてよ。」
ちょっと、とめめが言うとニコニコしながらメイクさんが黙って席を外す。いやいやメイク途中なんだが。
めめがドサッと隣の椅子に座ると私の椅子を90度回転させて向かい合うように動かした。まだ完成しきってない顔をまじまじと見られるのは恥ずかしい。
「俺まだまだAちゃんの事知らない部分多いから観察してたいんだよね。Aちゃんの事なら何でも知っていたいのよ。」
『めめってストーカー気質なの?』
冗談まじりに笑えばムスッとした表情を浮かべためめにペシッと頭を叩かれた。
「真剣なんだけど。」
『ごめんなさい。』
「メンバーみんなライバルだから一瞬の気も抜けないの。俺は誰にも負けたくないし、言っとくけど俺がAちゃんを手に入れるんで。」
彼の気持ちは猪突猛進ストレートすぎて受け止めきれない。
《ライバル手強いね。》
《Aちゃんのらりくらり躱してるから俺たちみんな大変なんだけど。》
《重たいメンバー愛くらいで留めといて。》
《はいはい。(全員無理だろ)》
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久世。(プロフ) - 美紀さん» 美紀様*コメントありがとうございます!これからも楽しく更新していくのでまた覗きにいらしてください(^^)!美紀様もお身体に気をつけて! (2021年7月9日 22時) (レス) id: 39a9c2fe9f (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年7月9日 0時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつめ。 | 作成日時:2021年4月29日 18時