第8話 ページ10
.
「...俺の事、嫌いになったんか？」
「え？」
志麻くんが何言ったのか聞こえなくて聞き返すと先ほどよりグッ、と腕の力を強めて抱き締められた。いやそれより！！！！志麻くんの腕！！！！あぁ〜胸がドキドキするんじゃ〜＾
「俺の事、嫌いなったから俺から離れるんか。」
「......ん？？？？」
あれ？もしかしてこれ何か勘違いされているのでは？？？志麻くんの腕を脳内スクショしてる場合ではないのでは？でもこの角度の志麻くんの腕は中々拝めないぃぃ〜......。いや、こんなこと考えてる間に志麻くんの勘違いを解かなくては！！
「俺がお前の態度に適当にあしらってたから愛想つかして他の奴好きになったん？」
「いや、あの、そうじゃなくて、」
「......お前の態度に甘えて言わんかったけど俺、」
「違うんです！！！！！！志麻くん！！！！！」
胸が張り裂けそうな思いをグッと堪えて、志麻くんの腕を退かして、志麻くんと向き合う。
「その、志麻くんのことを嫌いになったとか、そんな事絶対に、ないので安心して下さい。」
「............」
「志麻くんと会わなくなったのは、ちょっと忙しいのでそれで...あの...」
志麻くんの顔を見れずに俯いていると、はぁ〜時の抜けたようなため息が頭上から聞こえ頭をあげると顔を片手で覆っている志麻くん。
「あの？志麻くん？大丈夫ですか？」
「はぁー、俺の勘違いってことか。」
「えっと...そうなりますね...？」
「...すまんかった。いきなり抱きしめたりして。」
バツが悪そうな顔をして頭を乱暴に掻く志麻くん。んんーその顔も萌えます！！！！！言い値で買わしてください！！！！！ハッ、こんな事を言ってる場合じゃない！もっと重要な事を言わなくては！
「志麻くん！！！！」
「なんやねん。」
「私が志麻くんに愛想尽かすなんて有り得ないので！！！安心して下さい！志麻くん、好きです！！！結婚して下さい！！！」
「...お前が他のやつ好きになるまでお前のストーカー行為に合うんか。はよ他のやつの所に行け。」
「絶対にありえないので私の愛受け取って下さいね？志麻くん。」
志麻くんはふっ、と口元を緩めて笑う。...そうやって笑ってくれる度に好きになるんですよ？でもまだ、志麻くんには言わないのです。知りたいなら私と付き合ってくださいね！志麻くん！
(これ以上甘えとったらうらたさんに怒られそうやけどちょっと待ってや。ちゃんと男として覚悟決めるから。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mug CuP - LieNさん» 返信遅れて申し訳ありません・・・！！説明ご丁寧にありがとうございます！ もう説明して下さったの読んでるだけでニヤケます← ありがとうございました！ (2018年10月24日 23時) (
レス) id: 9d81881b21 (このIDを非表示/違反報告)
LieN(プロフ) - Mug CuPさん» ありがとうございます！そうですね、恋人としての付き合うでは無く、夢主が飽きるまでstk行為に付き合ってあげるという意味ですね。こちらこそ説明不足ですみません！ (2018年10月8日 21時) (レス) id: bc66490109 (このIDを非表示/違反報告)
Mug CuP - え？志麻くんカッコイイかよ・・・！！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ 「お前が他のやつ好きになるまで付き合ったるわ」っていうセリフの付き合ってやるって買い物に付き合うとかの方ですかとかの？理解力低くてすみません・・・ (2018年10月8日 18時) (レス) id: 9d81881b21 (このIDを非表示/違反報告)
LieN(プロフ) - まきさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！ (2018年3月30日 16時) (レス) id: 57879b06fe (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - すごく面白いです！ (2018年3月30日 16時) (レス) id: 6e324e62c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LieN | 作成日時：2018年1月19日 14時
