First Love. ２【白】 (ページ1)

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５０. ページ1

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『そういうめめは、上手いんですか？その、それは』

　
「さぁ？(笑)
　てかそんなの初めて聞かれたんだけど」

　

　

　
ニヤニヤしながら僕をからかうように見ているめめ

　

　

　

　
　

「下手だとしても、面と向かって下手って言われないでしょ」

　
『言われないでしょ、ってそんなの知らないし
　じゃあどうやってわかんの？』

　
「まあ、相手の反応とか？」

　
『なにそれ』

　

　

　
　

　
やっぱり、めめに聞いた僕が間違ってたよ

　
反応とか言われたってそれが良いのかダメなのか
知らないんだからわかるわけないじゃん

　

　

　
　

　

　
「ほら、これこうやって持ってみ？」

　

　

　
そう言ってボスッ、と枕を１つ投げつけてきた

　

　
　

　
『持ちました』

　
「じゃあそれをAさんだと思って、」

　
『ちょっ、待って！』

　

　

　
僕は抱き締めた枕と自分の身体を勢い良く離した

　

　

　

　
「あーあ、そんなしたらAさんがかわいそー(笑)」

　
『かわいそうとかないの！枕だから！』

　
「落ち着けよ、てか耳真っ赤だし(笑)

　じゃあ、可愛い枕さんって事で。
　それにチューしてみ？」

　

　

　

　

彼に言われて、しょうがなく枕に顔を軽く付けた

　

　

　

　

　
『……、はい。した』

　
　
「おい、俺真剣に言ってんだけど。
　ちゃんとやんないならやめるよ？」

『無ー理ーでーしょー』

　

　

　

　
こんなのめめに見られながらやるのめっちゃ恥ずかしいじゃん

　

　

　
「真正面からいってどうすんの？」

　
『あ～、角度か』

　
「Aさんがどっち向きかは知らないけど、」

　
『だからっ、Aさんの名前出さなくていいってば！』

　

　

　

いちいちAさんの名前が出てくると
その度に顔も身体も熱くなって冷静に考えられなくなる

　

　

　

　

　

「何でだよ(笑)それムズすぎんだけど」

　
　
『はい！それで？角度の次は？』

　
「次ってか…、もう後は本能でこう……」

　

　

　

　
　

めめは枕相手に長めのチューをした

　
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