First Love. １【白】 (ページ7)

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７. ページ7

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『ご、ごめん』

　

　

　
だってめめが好きになっちゃうかも、とか言うからじゃん！！

　

　

　

　

　
『なっ、なんでめめが、好きになるの？
　会ったことないでしょ？
　どんな人か知らないよね？
　それに僕だってまだお礼してないんだから、』

　
「ラウ、ごめん冗談(笑)
　そんな必死になんなよ」

　

　

　
は！冗談！？

　

　
必死にもなるよ、

　
　
もし、めめが好きって言ったら
あのお姉さんだって
好きになっちゃうかもしれないし！

　

そのくらいめめはかっこいいんだから
軽々しくそんな冗談言わないでほしいよね！

　

　

　
　
　

　
「んー、でもそしたら
　その人と話す時間がないってことか」

　
　
めめは机に頬杖をつきながら言った

　

　

　

　
『そうだよ、お喋りしようとしたら
　サボってるってまた言われちゃうもん』
　

　

さっき取り乱した僕を茶化したりすることもせず
めめはどうしたらいいかを真剣に考えてくれている

　

　

　

　

　
「なんか買って、パっと渡すだけとかは？
　
　可愛いお菓子とか、女の人が好きそうなええ匂いするやつとか
　…ほら、こんなんどうや？美味そうやん？」

　
　

　

こうじくんはスマホで検索した
可愛らしいお菓子が載っている画面を見せてくれた

　

　

　

　
『もらってくれるかな？』
　

「お礼くらいであんまり重たいことしてもアカンか」

　

　

「プレゼントもいいけどそれよりさ、────」

　

　

　

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次の日も僕は、性懲りなく
また遅刻ギリギリの時間に例の駅にいた

　

でも今日は大丈夫

　
　

何故なら恋愛マスター目黒様の教えを
忠実に守って来たからね！
　

　

　

そして、昨日お姉さんが降りてきた同じ時間に
今日もまた電車が到着する

　
　

　

　
相変わらずほぼ乱れの無い日本のダイヤはすごいよね

　

　

　

　
そう関心していると、僕が会いたいと思っている人を
電車から降りてくる人混みの中に見つけた

　

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