First Love. １【白】 (ページ22)

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２２. ページ22

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月曜のお昼

　

　
珍しく２人が僕の教室にやって来た

　
　

　

　
「ラウ～、来たで～」
　
　
　
「入るよー」

　

　

　
　

　

　
２人が入ってくると一気にザワつき出した教室

　

　
　

　
そりゃそうだ
この人達は学校でも人気者なんだからね

　

　

　

　

　

　
『珍しいじゃん、僕今から行こうとしてたのに』

　

　

　

　
ここでは例の話はしたくないんだよね

　

特に今日は…

　

　

　
　

　

「ふっかさんとこ行こうぜ」

　
『え？』

　
　
「今日はふっかさんの分もお弁当作ってきたから
　これで手は打ってもらえるやろ(笑)」

　

　
　

　

　
　

そう言いながらこうじくんはいつもより
たくさんのお弁当が入った保冷バッグを掲げた

　

　

　

　

　
僕が頼んだわけじゃないのに
ふっかさんの分もわざわざ作って来てくれるなんて
マジで優し過ぎる

　

　

　

　
こうじくんだったら、お礼にお弁当とか作って渡しちゃうのかな

　

　
　

　

　
「さ、行くで～」

　

　

　

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『「ふっかさ～ん」』

　

　

職員室にいなかったふっかさんは
数学の準備室にいた

　

　

　

　

深「お、なんだなんだ？」

　

　

　
書類を書いていた手を止め、ドカドカと入った僕達を見た

　

　

　

　
「ちょっと相談いいっすか？」

深「めめが数学の相談？
　明日雹でも降るんじゃ…」

　
「めめやなくて、ラウールの相談！
　ま、とりあえずみんなでご飯でも食べながらね～」

　

　

　

　

　

　
こうじくんは机にあったものを端にどけてから
レンジ借りま～すと言って
テキパキとみんな分のお弁当を準備をした

　

　

　

　

　
深「こーじ、お前はいい嫁さんになるな」

　
「キモ！
　だーれがふっかさんの女になんねん！」

　
「はい、もういいから食べるよ
　時間なくなる」

　

　

　

　

　
めめが仕切り直してお昼&相談会が始まった

　

　

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