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「なーにが《恋バナしてるのぉ?》やねん!
いくらラウルでも、そーんなボケは通じませんっ!」
「じゃあ俺ら毎日何聞かされてんだよ、って話だよな(笑)」
「そおやでっ!」
『ちょっと待ってよ!
僕好きとか言ってないし!
お礼したいだけって言ったじゃん!』
勝手に恋バナになっていたことに焦って
僕は一生懸命否定した
「はぁ、勘弁してくれや〜」
「もうね、連絡来なくて落ちてんのとかそれ好きだから(笑)」
「あんな手紙とか、普通にお礼したいだけじゃ
書かれへんて」
「怒られてショック受けたのだって、嫌われたくなかったからでしょ」
2人は僕がお姉さんの事を好きだという
証拠を次々と晒してくる
『いや、でも僕2回しか会ってないよ?』
「回数関係ないだろ(笑)
初めて会った時に好きになっちゃったんじゃん?」
『名前しらないけど?』
「でも手紙渡せてめっちゃ喜んでたやん」
そんな風に今までの事を聞かされてるうちに
だんだんとそうなのかもしれないと思い始め
それに気付いた瞬間、身体が細胞レベルでブワッと熱くなるのを感じた
ヤバい…、
僕、
好きなのかも…
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作者名:りん | 作成日時:2021年8月18日 3時