First Love. １【白】 (ページ14)

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１４. ページ14

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『何でそう思うの？』

　
「だってそういう仕事って大体土日休みでしょ
　会社によっては違うかもしれないけど。
　平日は構ってらんないんじゃない？」

　

　

　

　
なるほど、

　

　

　

　
「じゃあまだまだチャンス大アリやんっ！」

　

　
な！ラウールっ！と、何故か僕より先にこうじくんが喜んでいた

　

　

　

　
「まだわかんないけどさ、向こうも生活あるんだし
　自分の事だけ考えてもダメだよ」

　
　
『うん』

　

　

　

　

　
めめはイライラしていた僕に呆れず
優しく言い聞かせてくれた

　

　
　
前から聞いてみたかったんだけど…

　

　

　
「めめって今までどんな経験してきたん？」

　

　
僕が聞こうとしていたことをこうじくんが聞いた

　

　

　
　

　
「もしかして何股もかけたりとか…、
　そんなんやないやろな？」

　

「それはない(笑)
　別に普通だよ」
　

　
「ホンマか～？」

　

　

　

　
確かに疑問

　

　

　

　
本当は色～んな人生経験積んだイケイケの30歳くらいだけど
誰かに何か薬飲まされて高校生になってしまった
とかじゃないよね？(笑)

　

　

　
「俺の事は今はいいから(笑)
　だから、ラウももうちょっと余裕持て」

　
『うん、わかった』

　

　

　
めめの言葉を聞いて
もうちょっと待ってみよう、と
少しだけ前向きになれた

　

　

　
「あ～あ、なんや最近ラウールの恋バナばっかりやん
　俺も新しい彼女欲しいわ～」

　
『え？恋バナ？』

　
「ん？」

『え？』

　
「はい？」

　

　

　

　

　
恋バナって

　

　

それじゃあ僕があのお姉さんの事を好きみたいじゃん

　

　

　

「え？って、ラウールの恋バナ聞いてるんやん
　何のハテナなん？」

　
　
『え、僕恋バナしてるの？』

　

　
　
「「はぁあ？！」」

　
　

　

　
そう言うと２人は口々に喋り出した

　

　
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