First Love. １【白】 (ページ11)

今日:4 hit、昨日:19 hit、合計:122,454 hit

１１. ページ11

.

　

　

さて、今日は塾もないしそのまま帰ろうかな

　

　

　
めめは部活でこうじくんはバイト

　
　

　
もう３年生だしめめも
そろそろ部活出ないのかな、
　

僕も塾がない日はこうじくんのとこで
バイトしてみるのはどうだろうか、

　

　

　
そんな事を考えながら教室を出て廊下を歩いていると
前からふっかさんがやってきた

　

　

　

　

　
「お、ラウ帰りか？」
　

　
『はい』
　

　
「そいえばこないだなんかあったか？
　珍しく遅刻したけど」

　
　
『あー、』

　
　

お姉さんに会うために遅刻したあの日

　

　

　

『いえ、特にないです。
　ただ寝坊しちゃっただけで』

　
「そっか、それならいいけど
　なんかあったら言えよ？」

　
　

　
ふっかさんは優しいし面白いし話しやすいから
生徒達から人気者の先生

　
多分、僕が滅多な事で遅刻したり休んだりとかしないから
気にかけてくれたんだろう
　

　

　

　
　
『そうだ！
　ふっかさんって女の人にお礼する時って何しますか？』

　

　

　

　
自称高校時代はモテモテだったというふっかさん

　
真相は誰も知らないんだけど
ちょっと気になるし参考にするために一応聞いてみた

　

　

　
「お礼？
　場合によるし、人にもよるけど普通に飯奢ったりとかかなー」

　

　

　
　

　
んー…、なんかあんまピンとこない

　

　

　

　
『やっぱいいです。
　じゃあ帰りまーす、さよなら～』

　
「おーい聞いといてそれだけか！(笑)
　まあ、気をつけて帰れよー」

　
『はーい』

　

　

　

ふっかさんに相談するのは
もっと具体的な話が出たらにしよ

　

　

　
　
───────

　

　

　

家に帰ってから夜ご飯食べてる時も、お風呂入ってる時も
お姉さんから連絡がないか
ずっとスマホを気にしながら過ごしていた

　

　

　

　

もしかしてID書き間違っちゃった？

その前に、お姉さんこのメッセージアプリやってない？

　

　

　
　
それより、ただ単に連絡する気ないか…

　

　

　

　

　
　
ベッドでゴロゴロしながら
連絡が来ない理由を探していく

　

.