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『そっか、』


 





 





そうだった、
幸運にも僕にはこんなにも頼もしい味方がいたんだ


 



 

それに行動しないで諦めるのはやっぱり悔しいもんね




 


 



 







『じゃあ…、言ってみよっ!』


 
「おー、やっと元気出た(笑)」



 





 


 


 
 
めめは気合いを入れ直し奮起した僕を見ておもしろそうに笑っていた




 

 


 


 




 
 
 
「やっぱ最初のデートやから、映画とかがええんちゃう?
 見てる間は喋らんでいいし(笑)」

 
 
『たしかに』

 
 
「何系見るの?」

 
 
『恋愛物以外!』



 




 

 



 


 
そんなの絶対見れないよ
何この子、こんなのしたいの?
とか思われちゃうかもしれないもん!


 
そんな風に思われたら終わりだ…(笑)



 




 



 

 

「ま、ラウルにはお姉さんと恋愛物はまだ早いか〜」

 
 
『こうじくん自分が彼女出来たからって余裕なのムカつく(笑)』

 
 
「映画ならすぐ誘えるっしょ」
 

 
『だからぁ、めめじゃないんだからそんな簡単に出来ないの!』
 





 


 
 





 
みんながめめと同じポテンシャルあると思わないでほしいよ


 



 



 




 
「水族館とかもええな、ちょっと暗いからいい感じになって…」

 
 
『ダメダメ!そんなにいい感じになっても困るんだってば』
 

 
「じゃあ何しにいくねん(笑)」
 
 
 
『こうじくんが行けばいいじゃんその新しい彼女と』


 


 



 




いいよね、付き合ってるんだから誘ったらすぐ行けちゃうんでしょうねっ!





 




 



 



「拗ねてる(笑)
 まだお子ちゃまラウはいい感じになっても
 対処出来ないんだもんな?」


 



 

 



 
 


うっ、

まためめに図星突かれた…(笑)





 

 










 
確かにもし仮に、万が一いい感じという雰囲気になっちゃったとしても
上手く立ち回れる自信が一切ない


 



 



 


 




 
『いーの!まだいい感じとか求めてないからっ』



「じゃあもう適当にそこらへんの公園とかでええやん(笑)」



『それはイヤだよ』

 


 



 

 

 
 



こうして、僕達はまだ決まってもいないデートについて
時間ギリギリまで延々と妄想トークを繰り広げていった












 

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作者名:りん | 作成日時:2021年8月18日 3時

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