甘党彼氏は彼女にも甘い.２ 【黄】

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『おー、ついに？
　今ちょうど体験やってるよ』


　
「えっ、照のとこ行くの？」
　


『は？いや逆にそれ以外の選択肢あんの？』







　







待って、
それはあり得ないから






　

てっきり俺のとこに入るかどうかって
悩みだと思ったから
それ以外のとこ行くなんて言い出したのは想定外







　




　



彼氏がジムで働いてんだからそのジム一択に決まってるでしょ







　




　





　
「えー、やだよー……、照厳しそうだし」


　
『そりゃトレーニング内容によってはね(笑)』


　
「そうでしょ？
　だから、まだ他のとこと悩み中」
　

　
『マジで？
　なに、ダイエットしたいの？
　別に痩せなくても今のまんまでもいいと思うけど』


　
「んー、痩せるっていうか少し引き締めたい感じ」


　
『そっか、
　なら俺がちゃんとメニュー組んであげるって』













　
だって俺、一番Aの身体の事をわかってるし







　






「うーん、
　まあ……、ちょっとこの話しはまた今度ね」



『あ、』






　





　
彼女は話を切り上げて
そそくさとキッチンへ向かってしまった







　






　
参ったな……、


ちょっと厄介な問題発生だこれは






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