甘党彼氏は彼女にも甘い.２ 【黄】

. ページ9

.






　
蓮『ふふっ(笑)
　こーじ悪くないよ別に
　俺が来たいって思ったから来たんだもん

　なんかさ、こないだ会った時から
　またAに会いたいなぁ、会えないかなぁって思ってたの』



「会いたいなぁって言われても…」


　
蓮『まあ、彼氏だって
　いるだろうなとは思ってたけど』





　






　



　

　

Aちゃんの彼氏さん
こないだめめに会った言うてたもんな…



　






　

　




　



　

蓮『そんな事は別にいいんだ、
　俺、Aのことずっと好きだったの、別れてからも』


　
「それは…」



蓮『あんな風に終わっちゃって、本当に後悔したの
　俺もまだ子供だったなぁって』



「ううん…、
　私も大人げなかったよ

　本来だったら、私がちゃんと
　話し合う機会作らなくちゃいけなかったわけだし」



蓮『俺がAの事ちゃんと考えてあげられなかったんだよ』


　







　

　



ちょっとぉ…、



なんか聞いてる俺が
苦しくなってきたんやけど







　






　


　
「でも、私達はそういう運命だったんだよ、
　お互いに、まだ少し子供だったんだよね」



蓮『運命か…、

　じゃあさ、こうやってまた会えたのは？
　これも運命じゃん？

　俺、起こることには全部意味があるって思ってんの

　だから別れたのもそうだけど、
　こうやってまた会えたのも意味があるって思ってるんだけど』
　


「それはそうだけど…、」
　

　
『めめっ、
　なんでそんな言うん？
　Aちゃん困ってるやん』







　

　



　


二人の会話を聞いていた俺は、思わず口を挟んでしまった









　





　


　
本当に！めめ、何を言い出すのかって
こっちがハラハラするわ！









　





　



　
　
蓮『ふはっ(笑)
　なんでこーじが焦ってんの？』


　
「こーじ、
　私以上に感情出さないでくれる？」





　






　



　






えぇ！
なんで２対１なん？！




　

良かれと思って手助けしたつもりやのにーっ！









.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す