甘党彼氏は彼女にも甘い.１【黄】 (ページ40)

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Aから謎が解決した、と連絡があったので
数日後、また彼女の家に行くことにした

　

　

　

まあ、俺も気になるし

　

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「おかえりなさい」

『あ、ただいま』

　

　

　

　

いつも俺はただいまって言ってるんだけど
Aは普段いらっしゃい、って言うから
たまに気まぐれでおかえりなんて言われるとドキッとする

　

　

近いうちほんとにおかえり、ただいまって
普通に言えるように一緒に住みたいな、なんて

　
　

そんなことを考えながら
部屋に入ると、新しい花に目がいった

　

　

　
『また買ったの？新しいの』

「うん、おもしろい形じゃない？
　こないだのもこれもあべちゃんのオススメなの」

『ふーん、オススメ…
　で、そのあべちゃんは誰だったわけ？』
　

　
「そう！
　あ、なんか食べる？
　適当に作ってあるやつでいい？」
　

『うん食べたい』

　

　

　
Aのご飯食べられるのはいつでも大歓迎

　

　

　

　

飾ってある花を見ながらダイニングテーブルについた

　

　

『ねえ、何でこの花がオススメだったの？』

　

　
準備してくれてるAに聞いてみる

　

　
「さぁ～？」

　
『さぁ？って(笑)
　これ何て花なの？』

　
「ん？あ、紫色のはね、なんだっけなぁ、
　アガパ……なんとか
　赤いのは確かコエビソウだったかな！
　海老に似てるからなんだって」

　
『たしかに、見えるわ海老』

　

　

　

　

いや、そんなことより気になるあべちゃんは誰だ(笑)

　

　

　

　

「はい、どーぞ」

『あれ？Aは食べないの？』

　
「さっき食べちゃって、でも照の少しもらおうかな」

『うん、いーよ』

　

　

　
二人で少し遅い夕飯

　

　

　

「そうだ、あべちゃんね。
　やっぱり妹の同級生だった！しかも結構家にも来てた」

　
『え、そんな人忘れてたの？(笑)』
　

　
「だってね、その時はなんていうかチャラ…、
　いやチャラいじゃないか、イケイケ？みたいな感じだったの(笑)

　でも、今すごい好青年の雰囲気なのよ全然違うもん」

　

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