甘党彼氏は彼女にも甘い.１【黄】 (ページ36)

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「そう！よく気付いたね、今日買ってきたばっかりだよ」

　
『あそこの花屋？』

　
「そうそう、照さぁ最近そこ行った？」

　
『いや、Aと行った後は行ってないけど』

　

　

お店が出来てすぐ照と行って
その後も何回か一緒に行ったんだけど
あべちゃんのことは知らないか

　

　

　

　
「あそこさ、おばさま一人だったじゃん？」
　

　
『うん』
　

　
「でも今日行ったらさ、新しい人が働いてたの。男の人」

　
『ふ～ん』

「それでさ、その人に
　前に会ったことありませんか？
　って言われたの」

　

　

ん？と言い、彼は箸を持つ手を止めた

　

　
『なにそれ、ナンパじゃん』

　

　

　

　
　

　
例に洩れずこの手の話しになるとわかりやすくトーンが落ちる彼

　

　

　

「違う違う、そんな感じじゃなくてね」

　
『いやわかんないじゃん、そういうやり口あるらしいよ』

「あ、照と同い年だって、
　ヒントはそれしかないんだけど(笑)」

　

　

　

　

　
んー、と顎に手を置き
難しい顔をして考え始めている照

　

　

　

　
二人で謎解きタイム突入

　

　

　

　

　
『……俺と同い年ってことはAの妹とも同い年って事でしょ、
　そこら辺で昔の知り合いとかじゃないの？』

　

　

　
　

　
はー、
なるほど！

　

　

　

　
「そっかぁ、
　里香の学年か、同じ学校……同級生とか…

　……あれ！？」

　
『思い出したの？(笑)』
　

　
「いや、一応当てはまる人はいたけど
　ちょっと雰囲気が違いすぎるから、違う人かも…」
　

　
『今度行ったとき聞いてみなよ』
　

　
「うん、すっごい気になるから明日聞いてくる(笑)」

　
『そうだね、俺も気になる(笑)』
　

　
「まあとりあえず食べよ！
　頭使ったら糖分が消化されたよ」

　

　

　
ひとまず答えらしきものが出たので
この案件は終わり

　
さっ、ご飯っと！

　

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