甘党彼氏は彼女にも甘い.１【黄】 (ページ27)

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「これね、私と照からのお祝い」

ラウ『えっ』

「はい、どうぞ」

　

　

Aは紙袋をラウに渡した

　

　

　

　
ラウ『あけてみていい？』

『うん』

　

　

　

　

え～、なにかなぁ～
なんて言いながら彼は丁寧に包装を剥がし、中の箱を開けた

　

　

　

　

　

ラウ『わぁっ』

　

　

　

元からクリクリしてる目を
ぱぁっと、更に真ん丸にさせたラウ

　

　

　

「どう？」

ラウ『めっちゃかっこいいっ！
　けど、いいの？こんな高そうなもの…』

　
眉間に若干シワを寄せ、眉尻を少し下げながら
申し訳なさそうにしていた

　

　

　

　
「ラウ、そんなこと気にしないで？
　私達一応ちゃんとお給料貰ってる大人だから(笑)

　いつも可愛いラウちゃんに
　私達からおめでとうの気持ち」

　
ラウ『Aちゃん、』

　
「ほとんど照が選んでくれたから、
　かっこよさは間違いないでしょ？(笑)」

　
　
ラウ『うんっ。

　二人ともありがとうございます！
　すっごい嬉しいっ』

　

　

　

　

そうお礼を言ってくれたラウールは
やっといつもの笑顔を見せてくれた

　

　

　
　

『ラウ、俺がこれを選んだのはさ、

　ラウールには、見た目だけじゃなくて中身も
　こういうのが似合うような
　かっこいい男になって欲しいなって
　思ったからなんだよね』

　

　

　

　
ちょっとだけ真面目な話

　
ブランド物って最初は憧れで持つことも多いから
端から見たら、チグハグに見える事もある

でもそれをモチベーションの１つとして持つことも
大切だと思うんだ

　
それをラウには経験して欲しいなって

　

　
ラウ『うん…、ありがとう岩本くん。

　僕かっこいい男になるっ。
　ちゃんと見た目も中身も』

「ふふっ、大事に使ってね」

ラウ『うん！！
　ちゃんとママにも伝えますっ！』

「偉い！(笑)」
　

　
『あははっ(笑)
　相変わらずしっかりしてんな』

　

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