第２８話 ページ33
時は流れ6月最終週。期末テストまで残すところ1週間を切っていた。
「全く勉強してねーーー！」
上鳴くんが叫ぶ。期末テストは演習試験もあり難易度は高いのだろう。クラス中が定期テストにワイワイと騒いでいる。流れ的に今百ちゃんの家で勉強会の空気だ。
「ねえ、百ちゃん。お勉強会っていつ？私も参加してもいい？」
「⁉勿論ですわ。今週の土曜日にやりますから是非来てください！」
ん？今週の土曜日って…
そのお昼休み、私たちは食堂にて昼食を取っていた。
「普通科目は授業範囲内からでまだなんとかなるけど、演習試験が内容不透明で怖いね…」
「突飛なことはしないと思うがなぁ」
みんな、期末テストの話で持ちきりだ。
「一学期でやったことの総合的内容」
「とだけしか教えてくれないんだもの、相澤先生」
「戦闘訓練とか救助訓練あとはほぼ基礎トレだよね」
葉隠ちゃん、梅雨ちゃん、お茶子ちゃんが食べながら話している。
「やっぱ戦闘メインなんじゃないかな」
私も言葉を続ける。
「試験勉強に加えて体力面でも万全に…あイタ！」
緑谷くんの頭に誰かの腕が当たった。
「ああごめん、頭大きいから当たってしまった。」
確か…B組の物間って人だ。
「君らヒーロー殺しに遭遇したんだってね。体育祭に続いて注目を浴びる要素ばかり増えていくよね、Ａ組って。ただその注目って決して期待値とかじゃなくてトラブルを引き付ける的なものだよね。あー怖い！いつか君たちが呼ぶトラブルに巻き込まれて僕らにまで被害が及ぶかもしれないなあ！ああ怖…ふっ」
物間が手刀を受けた。
「シャレにならん。飯田の件知らないの？」
…凄い人だ。酒に酔った太宰より絡みづらい。
「ごめんなA組、こいつちょっと心がアレなんだよ。」
心の問題か？
「あんたらさ、さっき期末の演習試験、不透明とか言ってたよね。入試ん時みたいな対ロボットの実戦演習らしいよ。」
「え！本当⁉なんで知ってるの？」
「私先輩に知り合いいるからさ、聞いた。ちょっとズルだけど。」
「ズルじゃないよ！そうだきっと前情報の収集も試験の一環に織り込まれていたんだ。そっか先輩に聞けばよかったんだ、なんで気づかなかったんだブツブツブツブツ…」
拳藤さんが引いてる。
「バカなのかい拳藤。せっかくの情報アドバンテージを‼ココこそ憎きA組を出し抜くチャンスだったんだ…」
「憎くはないっつーの」
もう一度物間が手刀を受けた。
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しおりん(プロフ) - ３１話のポートマフィアがパートマフィアになっていました (2022年3月2日 16時) (
レス) @page37 id: 98cc4361d2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します…！当作品とても楽しく読ませてもらってます！第32話の「ポートマフィア」が「パートマフィア」になっています。この作品は大好きなので、誤字が気になってしまい、コメントさせていただきました。これからも応援しています！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: 4b59e65728 (このIDを非表示/違反報告)
竜騎士みぃ(プロフ) - ページ21誤植、(名前名前)になってるとこある。がんばれ (2020年1月29日 8時) (レス) id: e8f36b9305 (このIDを非表示/違反報告)
あるる(プロフ) - ルフイさん» ありがとうございます！待っております( *｀ω´) (2019年9月11日 17時) (レス) id: d6b4db13ca (このIDを非表示/違反報告)
ルフイ(プロフ) - 線画までは描けました！あと２，３日ほどで完成すると思うので楽しみにしていてください！ (2019年9月10日 16時) (レス) id: 1c8a5341b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるる | 作成日時：2019年8月25日 22時
