QKのお姫様

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拓司 side






雪乃が果穂っていう子と電話してる。

内容が気になることばかりだ。



《すごいじゃん笑》

？〈全然すごくないよ。ところで今 どこにいるの？〉

《QuizKnockのオフィス。》

？〈行きたい！教えてほしい問題があるの！〉

《経済学部と言えば…？》

？〈伊沢くん！先輩に伊沢くん！〉

《正解。ちょっと待ってて。》

？〈うん。〉

『うちの大親友の果穂を連れてきていい？』

伊「いいよ笑」

《いいって！》

？〈やった！赤門の前にいるから。〉

《OK！後でね！》

？〈はーい〉



終わったみたい。



『果穂がいる東京大学に行ってきまーす！』

渡「ほーい笑」



オフィスを出て東大に。

数分後に戻ってきた。



『じゃじゃーん！』

？「ほ 本物､､､」

『www自己紹介して笑』

松「松永果穂です。東京大学の経済学部と通ってます…。」

『経済学部とどこ？www』

松「あ、経済学部に通ってます…か。」

『そうだよ。緊張し過ぎだよ笑』

松「ゆきだって初めては緊張するでしょ？」

『う うん…。』

松「わたしもQuizKnockのライターになりたい！記事書きたい！」

『うちに言われても…伊沢くんに聞いたら？』

伊「全て聞いてるから。YouTubeに出たい？」

松「ゆきは出てますか？」

伊「毎回じゃないけど出てるよ。画面外で司会をやったりもね笑」

松「出させてください！皆さんと楽しくやりたいです！」

伊「クイズを出して、分からない子でも分かるような解説を書ける？」

松「頑張りますっ！」

伊「いいよ。じゃあ 今日からライターね笑」

松「ありがとうございます！ゆき！サポよろ！」

『ハイハイ笑』

松「あっ！この問題がどうしても分からないので教えてほしくて､､､」

『果穂…玲於がいるよ。』

松「課題やらせて！」

『いいけどどうする？』

松「幼馴染みのグループLINEで教えてあげて。玲於と交換してないでしょ。」

『うん。果穂とQuizKnockメンバー以外してない。』

松「いいなぁ笑」

『送ったら「課題が終わったら昔3人で遊んでた公園に来て」ってさ。』

松「分かった。」

『にしても難しいなぁ。解けませーん…w』

松「笑ってんじゃん！」

『方式は分かってもやり方が分からない…』

松「え？」

『クーン･タッカー条件。やり方は分からないけどたぶん経済学のこの問題は確か必要だった記憶がある。』

松「記憶？？？」

『息抜きに近くにあった教科書かノートがあって見たら伊沢くんのだったwww』

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