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慎太郎side
だぁくんに頼み込んで仕事の前に病院に連れてきてもらったんだけど…
「Aに会えないってどういうことですか！？」
医「Aさんが今は皆さんに会えないっておっしゃってるので」
ジ「Aは大丈夫なんですか！？」
医「意識は戻ってて、会話などは問題ないです」
京「なら良かった…」
樹「ひと安心だな」
「ちょっとみんななんでそんなに落ち着いてるんだよ！Aが心配じゃないのかよ」
北「そりゃ心配だよ。」
「じゃあなんで！！」
高「あいつの立ち直り方はいつもこうだっただろ？」
「え？」
高「長い時間一緒にいたけど病気になるまであいつの弱いところなんて一つも見たことなかったじゃん。
だけど、Aの病気が分かってから俺たち本当の意味でAのこと分かったと思うんだ。
ずっと顔見てそばにいるだけが支えるってことじゃないだろ？」
そうか。
今まで俺は何があってもそばにいるって言ってたのは、手の届くところにAがいてくれるってことを考えてた
でも、Aは落ち込んだら必ず一人で泣いて、一人で考えて、
高「一人の時間も必要なんだから無理させんな」
その時間があいつには必要だったんだ。
だけど一人の時間を持って俺たちから離れようとした時に、俺たちが手を離さないようにぎゅっと握っていないといけないんだ。
「そうか……そうだったよな……やっと分かったよ」
京「慎太郎はAと一分一秒でも離れたくないもんな〜」
「なんできょもがそうやっておちょくってくるわけ〜！？」
樹「え〜俺だってきょもとは一分一秒でも離れたくないよ？」
京「それは樹は俺のものだもん。当然じゃん」
北「きょもじゅりエグい……」
高「お前らマジで何なの…」
Aも強くなったけど、俺たちも強くなったよな。
一分一秒でもそばに居続けることだけが全てじゃないって分かったんだもん。
「じゃあさ！Aに差し入れしない？愛のメッセージ付きで！」
ジ「いいねぇ〜！早く早く〜！！」
これからもきっと大丈夫。
何があってもAと一緒に
SixTONES7人で困難に立ち向かっていくから
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作者名：な | 作成日時：2022年1月8日 23時
