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東京ドームに来たのは別に初めてじゃない。
このステージに立つことも初めてじゃない。
でもそこから見る景色は僕がずっと夢見てた場所
何度も何度もメンバーと一緒に立つことを夢見て想像してたもの。
だけど、
その頃想像してた景色より今見てる景色はちょっと"目線"が違う。
人間欲深い生き物なわけで、
生きてるだけでいい。
みんなと一緒にいられればいい。
みんなが東京ドームに立つところが見たい。
自分も一緒に東京ドームに立ちたい。
求めれば求めるほど底は見えなくて今の自分が求めているものは
"みんなと同じ目線でこの景色をこの目に焼き付けたい"
ってことだった。
でもこれ以上のわがままなんて許されない……そういう理性と葛藤してる
ぐるぐる頭の中で思考が回り続けていれば
慎「A、もう後悔ない？」
優しくて身体に似合わず繊細すぎる彼が僕の心の中に手を差し伸べてくれた
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作者名：な | 作成日時：2022年1月8日 23時
