Limited lifetime Ⅳ (ページ17)

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懐かしい舞台裏に通されると昔からお世話になってるメイクさんや衣装さんがスタンバイしてた

「え、僕着替えるの？」

衣「せっかくですし！ね？」

「でも一人で着替えられないし…」

衣「今日のためにみんなで練習したんですよ。どうやったら神野くんの着替え手伝えるかなって」

「そんなことまで…」

衣「SixTONESのみんながね、このドーム公演決まってから言ってたのよ。

"絶対Aと一緒にステージに立ちたい"って

その想いも知ってたから、それに応えるための私たちの仕事だから。」

「ありがとうございます……。」

衣「もうー涙でせっかくの顔がぐしょぐしょになったら台無しでしょ〜〜」

僕は赤ちゃんにでもなったんかってくらい自分じゃ涙が止められなくて

ただこの温かさが懐かしくもあり、嬉しくて、

これもきっとみんなが作り上げてきた人と人との絆のおかげなんだって

そこに"僕"という存在があったことを実感することができたんだ。