答え合わせ ページ5
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常闇くんとホークスは山荘から抜け出していった。
二人の足が離れた瞬間に最上階は一気に蒼炎と紅炎があがり火災ベルが鳴り響く。
『ねぇ、"また会おうぜ"は今日のことで合ってた？』
「さぁな。まぁでもお前ならまた会いに来ると思ってたぜ」
あの時と同じ、蒼炎の中突き進み荼毘に接近する。私の火力はやっぱりまだ荼毘に対抗出来るほどのレベルじゃない。
距離を詰めて触れられれば溶かせる。
『でもタイミング悪い。本当ならこの時間ホークスの手当して仲直りしてキスとかしてたのに』
「俺だってタイミング悪ぃよ。今はちと火力節約しときたかったのに」
『へぇ、何か予定でもあった？』
もう辺り一体は火の海。
熱い。けど自身が燃え尽きるほどでもない。それは私の耐久値が上がったのか、荼毘の火力が弱まってるからか。
タイミングを見計らってポーチから特製のストリングを取り出し、一気に荼毘に巻きつけた。
『ってうわ、避けんでよ！』
「避けるだろ普通。てかなんだよこの糸。手首絡まったじゃねぇか」
「あ本当？ラッキー」
運良く手首に絡まったストリングを自分の手首にも固定させる。よし、これでこいつは逃げられない。逃げても私も一緒だ。
「おい燃えねえじゃねぇかコレ」
『それね、焦凍くんに手伝ってもらって作ったんだ』
「……だるいことしてんな」
『耐火性いいでしょ？似てるもんね、君たちの炎』
荼毘の目の前に立つ。やっぱり浅葱色の瞳。
ホークスをあんな姿にして、本当に怒ってる。今だって殺してやりたいって思ってる
でも怒りを出す前に、聞かなきゃいけない
轟家の少年の遺影を思い出して
そっと荼毘の目元に手を伸ばした。
『……』
「何すんだよ」
『今日は本物？』
「何、ちゃんとした俺に会えて嬉しい？」
ぎゅっと容赦なく頬をつねると、ぱしっと手首を取られる。
「ッてぇな」
『嬉しいわけないでしょあんたなんか』
「今度はその頭坊主にしてやろうか」
『坊主にしたって可愛い自信あるもん』
「なら次は顔だな」
『君とお揃いのツギハギ？』
じっと見つめる。
爛れた皮膚を繋ぎ止めるために縫われた糸。
髪も黒くて大人になって背丈も違う。
写真の君とは随分姿が変わってしまった
それでも瞳だけは、変わらないまま
『轟燈矢くんなんでしょ』
手首を焼く彼の炎が、ほんの一瞬揺らいだ。
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zi - 完結なんですか、これ、もし途中なら続き待ってます (3月1日 23時) (
レス) @page6 id: 5d1b23d355 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - あさん» ありがとうございますぅう😭❣️全然更新できてなくてすみません！！頑張りますもう少し待っててください！🥺 (2月11日 0時) (レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
あ - 感動ものできゅんきゅんしました！！！いくらでも待つので更新待ってます！！！！ (2月5日 21時) (レス) id: adf9d2c764 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - hinaさん» うわぁああめっちゃ嬉しいです一気見ありがとうございます😭すみません長い間更新できておらずで頑張ります🥺🙏 (10月25日 12時) (レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - ハマりすぎて一気見した･･･。神作品ですね。👍 (9月29日 0時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2023年7月11日 21時
