美しい旅人【ONE PIECE】 (ページ8)

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7話　山賊ページ8

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『ねぇ、シャンの連絡先がほしいわ』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ.....ｶﾞﾀﾝｯ!

さっきまで騒がしかったのが
嘘のように静かになった

『(、、？なんか変なこと言ったかしら)』

「急にどうしたんだ？その呼び方」
驚いたシャンクスは問う

『友達だから親しみを込めて呼びたくて、、』

とはにかみながらAは告げる

「ふっ、随分可愛らしい呼び方だな
　ほら連絡先」

紙に走り書きAに渡す

友達からでもいい、
これからもっと仲良くなりてえもんだな
とシャンクスは思う

とその横で

「じゃあ俺をなんて呼んでくれるんだ？レディ」

そう言いながら自分の連絡先も渡すベックマン
やはりプレイボーイ
だがベックマンがやれば
なぜか品のある紳士の行為に見える

『んふふ、ベックかな？』

思わず照れ笑いするAの可愛さに
思わずクルーたちは見惚れかけるが、
さすがは赤髪のクルー
頭と副船長が惚れ込む女は流石だと
また酒を煽って騒ぎ出した

..

ある昼のこと
いつも通り赤髪海賊団は
マキノの店にいた

今日Aは
客としてカウンターにおり
シャンクスとルフィの間に座っていた
シャンクスがルフィを揶揄い
ベックとAが宥める

シャンクスとAが話し始め、
ルフィ少し不貞腐れると、
宝箱のようなものに入った
ある果物のようなものを見つけた

ルフィはデザートがわりに
ぐるぐるとした模様の果物を食べ始めた
その直後

店に山賊がやってきた

「これが海賊って輩かい、間抜けた顔してやがる」

店内の空気は凍りつく

「俺たちは山賊だ」
「酒を売ってくれ、、樽で10個ほど」

マ「ごめんなさい、お酒はちょうど切らしてるんです」

冷や汗をかきながらマキノは言う
シャンクスの隣でAは心配そうな顔をしている

「ん？おかしな話だ
　海賊どもが何か飲んでいるようだが」

シ「わりいなぁ、
　俺らが店の酒飲み尽くしちまったみたいで」

「これでよかったらやるよ、まだ栓もあけてない」

それを聞いた山賊ヒグマは
冷たい眼差しをし、

....ｶﾞｼｬｧｧｧﾝ...
と音を立て
酒瓶でシャンクスを殴りつけた

『「「！！！！」」』

ヒ「舐めた真似すんじゃねぇ、
　一本じゃ寝酒にもならねえよ」

シ「、、あーぁ、床がびしょびしょだ」

『、！拭くもの持ってくるわね』

そう言ってAは裏へ布を取りに行き
シャンクスの顔や体を拭き始める