美しい旅人【ONE PIECE】 (ページ5)

今日:417 hit、昨日:1,166 hit、合計:42,539 hit

4話　警戒ページ5

天気の良いある日
遅めに起きたA

窓を開けて外の空気を吸い
熱々のブルーマウンテンを一口

朝食には甘い粉砂糖を振った
はちみつ色のフレンチトーストとミルクティー

腰まである豊かな髪を高く１つに括り
広い白と茶で統一された
ウォークインクローゼットへ向かう
船の中で1番広い部屋だ

片面に広がるのは色も形も様々な服
その向かいには様々な美しい宝飾品
違う片面にはバックや靴、他の小物が並び、
仕切りを一つ奥へ行くと
踊り子衣装の
スカートやショールなどが並んでいる

少し悩んだあと、

薄桃色でスクエアネック、七分丈のビスチェに
太ももにつけたホルスターが隠れる丈の
オフホワイトのラップスカート
締め色に黒のベルトと
黒のヒールサンダルを身につけ、

部屋のもう片側を向いて

深い桃色のローズクォーツのイヤリングと
花のような形をした大粒パールのネックレス
黒いシルクのシュシュを選ぶ

『ふふ、ルフィはもう着いてしまったかしら』

そう呟き船を出る

ふとある違和感を覚える

いつもなら船の近くまで
迎えに来ているはずのルフィがいない
そして港の方が少し騒がしい

『、、』
強いひとがいるみたい、
そう呟くとAは港へと向かい出した

.....
その頃ルフィは

「(そろそろAがくる時間だ！！迎えに行こう！)」

そう思い船のある方まで行こうとしていた
すると海の向こうから
見覚えのある大きな船がやってくるのが見えた

「！シャンクスの船だ！！！」

そう言うやいなや店に戻り
マキノに告げる

「シャンクス達が帰ってきた！！！」
満面の笑みでルフィは叫び、
街へシャンクス達の訪れを知らせに走った

「シャンクスぅぅ〜！！」
船が港につき男達が上陸してくる

「久しぶりだなルフィ！元気してたか！！」

そう言うと赤髪の男はルフィの頭を撫で回した

「ったりめえだろ！！
　なあなあ、旅の話！聞かせてくれよ！！」
ルフィは輝かんばかりの笑顔で言う

「わかったから落ち着け、店に行こう」

そう言って赤髪の男が顔を上げると
視界に女がいた

美しい女だった

『、、っっ赤髪のシャンクス、！！』

なんでここに、！
ここを拠点にしているの？！

「おや、俺を知ってるのかい？」

この女、覇気が漏れ出てる、

女は太腿のホルスターに手を伸ばす
男も女を警戒する

するとルフィがAに言う

「シャンクスは俺の友達なんだ！！」

.