美しい旅人【ONE PIECE】 (ページ25)

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23話　踊り子ページ25

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『踊り子も居るみたいだし、
　ここら辺でお金も稼いでおこうかしら』

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そう言うやいなや
女は広場へ向かう
レストランの向かいだ

フードをとったまま
マントを脱ぎ去り鞄の上に置く
ここは港とも繋がっており
見晴らしも良い
人通りも多いため、ある程度は稼げるだろう

『、もし、すみませんが一曲お願いできませんか？』

近くにいた楽団員らしき男に話しかける

「、！あ、あぁ、嬢ちゃん踊るのかい？
　ならお代はいらねぇから、ちょっと待ってな！」

そう言うやいなや男は近くの団員と話し
弾く曲を話し始め、
女が広場の真ん中へ移動するのを見やる

女の合図を待つ男達

女は
生成りに豪華な金刺繍を煌めかせ
深い翡翠色のロングスカートから
美しい肌を覗かせる
その上からは
金装飾の付いたら緋色のヒップスカーフが揺れ

細く艶やかな腕からは
まるでアラバスタを表したかのような
美しい、ターコイズブルーを纏っている

そして華奢げに見えて豊かな女の体には
美しい金と翡翠の宝飾品が飾られている

伏せていた澄んだ翡翠の目を開け、
美しいブラウンの髪を靡かせ
広場の中央で凛と立つ女

男達にウィンクを飛ばす

男達はその女に見惚れながらも
女の合図を受け取ると

アラビアンな曲調の音楽が
ナノハナの町全体に広がる

..ｼｬﾗﾝｼｬﾗﾝ...

町中が止まる

〜〜♪〜

音楽に身を任せ
軽やかに踊る女

その美しさに勝るものなし

そんな女を見つけたのは
3人の男たちだった

「「「(！！？A？)」」」

...

音楽が止まる

.!!!!..ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾞﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

「あんたすごいなぁ！」
「別嬪さん！あとでうちのお店においでよ！」
「こんな美人生まれて初めてみたぜぇ、」
「お嬢さんほんっと綺麗だねぇ」

いつのまにか町中の人が広場は集まっていた
少し離れたところに置いておいた
お金を入れてもらうための白い籠には
溢れんばかりのお金、そして差し入れなのか
その近くには果物や飴など、食料がたくさん並んでいる

『！、皆さんこんなにも、、ありがとうございます！』

沢山の人が見てくれたのね、
良い踊りを出来てたらいいのだけど..

『よし、そろそろ先へ進みましょう』

アラバスタはまだ先だものね

...

一方こちらは
海軍とバロックワークスをまき
航路を進む麦わら海賊団の船

「「(さっきのは見間違いか？)」」

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