美しい旅人【ONE PIECE】 (ページ15)

今日:32 hit、昨日:542 hit、合計:42,696 hit

14話　また別れ(過去話) ページ15

..

ロビンは自分を責める

が、

『ロビン、私は貴方が生きていてくれて嬉しい
　だって、これが2度目のバスターコールらしいもの』

『本当なら私はオハラに来る前死ぬはずで
　前も今日も、私は生かされた』

『それにロビンが
　ポーネグリフを読めるってだけで
　追われなければいけないなら、
　私も一緒だわ！読めるもの！！』

そう少女は捲し立てる

そしてロビンに微笑みながら、

『ロビンのお母様に会ってみたかったな
　貴方の娘さんの友達なんですって、伝えたかった』

そう言うとロビンはまた泣き崩れる
そんなロビンの背中を撫でながら言う

『実はね、何故か頭に、
　ロビンの今日1日の姿が見えたの』

『ロビンはお母様そっくりね！！』

『私もロビンに生きて欲しい
　、、私と一緒に、生きてほしい、！』

こうして

2人の少女は泣きながら
互いに生きることを約束した

2人で幸せに生きていこうと、、

...

2人の涙が収まる

「まず島につかなくちゃ、
　どこかで食糧を補給しないと」

『そうね！私もお腹すいたわ！』

2人は手で漕ぎつつ、
島が見えたことに安堵する

「島が見えたわね、
　一旦漕ぐのも休憩しよう？」

そうして2人は一旦手を止め、
これからどうしようかを話し合おうとする

突然一滴の雫が落ちてきた

『「、え？」』

2人の小舟は
嵐に飲み込まれようとしていた

不幸に重なる不幸

波の揺れは大きく、なす術もない
2人で必死に船に捕まっていると、

揺れで船についていた金槌が
ロビンの方に飛んでいくのが見えた

『！！危ないロビン！！！』

かろうじてロビンは声に反応し
避けることができた

しかし、ロビンを助けようと
一瞬船から手を離したAは、
強い波の揺れに耐えきれず

海へ落ちてしまった

「、、！！？！A！！！！！」

ロビンは必死に落ちたAを掴もうとするが、
熱のまま必死に動いていたAに
体力は残されておらず、

Aが海へ沈んでいくのが見えた

「そん、な、いやよ、いや、
　いやぁぁぁあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！」

こうして、ロビンはAという友を亡くし、
ひとりになってしまったかと思われた

しかし
少女は生きていた

海の中で、
守られていた

...