美しい旅人【ONE PIECE】 (ページ14)

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13話　壊滅　(過去話) ページ14

...

「、、やはり読めるんだな」

おじいさんはそう言う

「私たちが探索チームとはぐれ、
　隠されたあの島に着いた時、
　おそらく貴方の両親である陛下達は
　私達にこの島の字について
　口外しないことだけを約束させて、
　オハラに届けてくれたの」

その頃確かにオハラとその島には
交流はあったものの
あちらの島に入ったことのある者は
居なかったという

「その時わしらが見たのは
　ポーネグリフに刻まれてあった字と
　なんら違わない文字達だったのだ」

ﾊﾞﾝｯ...ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ..

『「「！！！」」』

「Aや、私たちの可愛い孫
　この日記を生き延びた先で読みなさい
　私たちの考えや推測を書き連ねてあります」

「この船にお前の持ち物を入れた、
　、、、生き延びてくれ、A」

「「愛しているよ」」

そう言って2人はAを船に乗せ
図書館へ走り出してしまった

『待って！！お願い！！置いてかないで！！』

.....ｩｳｳｳｳｰﾝ...ｩｩｳｰﾝ

「バスターコールだ！！
　バスターコールが発令された！！」
「海兵は今すぐ退避しろ！」

『、、バスターコール、、！！？』

そう言っている間に船は動く
するとAの頭に映像が見えた

白に近いグレーの髪をした女性が
ロビンと抱き合っている
体の大きな男性が
ロビンを抱えて逃げている

女性の口が微かに動く

「いきて」

Aは無意識に
見聞色の覇気を使っていた

少し前の過去に対して

Aを乗せた船は勝手に進む
Aは呆然と
オハラが燃える様子を見ていた

遠くに老夫婦とクローバー、
ロビンと似た顔の女性が見える

『、！！おばあさぁん！！
　おじいさぁん！！』

全てが炎と銃撃に飲み込まれていく

『いや、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ！』

Aは、オハラの壊滅を
最後まで見てしまった

暫くして、一隻の船を見つける
そこには泣きながら蹲る少女がいた

その少女はロビン

『、、！、ロビン？』
「、、え、A？、Aなの、！？」

互いの船が近づく
Aはロビンを自分の船に誘う
お互い、互いに起きていたことを話す

Aは朝から熱で、
自分について聞かされた事
自分だけ逃がされた事

ロビンはサウロと友達になった事
お母さんと会えた事
そして、
自分がポーネグリフを読めると言った事
その後バスターコールがかかってしまった事

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