ストレートな愛を花束に (ページ10)

今日:312 hit、昨日:744 hit、合計:109,789 hit

nine ページ10

.

A 「 ... 照くん？」

そう呼ぶと

さっきの私みたいに

『っ、待って反則だろ』

なんて呟いて

机に突っ伏してしまった .

その姿もおかしくて

A 「照くん、どうしたの？」

何て構って言うと

『 ... 覚えてろよ』

くしゃっと笑ってそう言った .

照くんといると、ずっと笑ってて

私にとって太陽のような存在になりそうだと

まだ出会って少ししか経たないのにそう思った .

『照くんって呼び方嬉しいから
それに合わせて敬語やめてくれない？』

A 「でも、」

『俺がしてって言ってるのにダメなの？』

きっと照くんは

自分の可愛さや魅せ方が分かってると思う .

今だって上目遣いで

じっと見てくるから

A 「頑張りま、っ頑張るね」

『やった』

そう言ってた .

...
......
.........

2杯目のソフトドリンクが運ばれた時

『じゃあ本題に入ろっか』

そう切り出した照くん .

A 「うん」

『まず何だったっけ？何から聞きたい？』

優しい表情で聞いてくるから

きっと私が聞きやすいようにしてくれてる .

A 「じゃあ、なんで私のことを？」

そう聞くと待ってましたと言わんばかりに

『そうだなあ、あの時は ... 』

と話し出す照くんと

ドキドキしてきた私を包む

雰囲気はチョコレートのように甘い .

.