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twenty nine ページ30
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A 「 何で 、教えてよ 」
そう言う私と
『 やだって言ってんじゃん 秘密なの 』
頑なに教えてくれない照くん .
沈黙が訪れたのは
A 「 送ってくれてありがとう 」
私の住むアパートへと到着したから .
A 「 気をつけて帰ってね 」
カバンを持って出ようとすると
『 今日はコーヒー飲みに上がっても良い ？ 』
そう言って引き止める照くん .
どこか自信がなさげで
A 「 ふふ 、」
思わず笑うと睨まれる .
A 「 コーヒー飲みに来て 」
『 やったね 』
すぐにルンルンの顔に変わった .
...
......
.........
A 「 狭いけど どうぞ 」
私のカバンを持って
鍵を開けたドアまで押さえててくれた
照くんを招き入れると
『 っ 、やば 』
そう一言 .
A 「 ごめんね 狭いし汚かったかな 」
だから不安になって聞くと
『 好きな人の家に入ってテンション上がらない奴
居ないでしょ 、やべぇ 嬉しい 』
何て言うから
A 「 コーヒー入れるから座ってて 」
恥ずかしくなって ソファーを指さして
靴を脱ぎ上がろうとすると
『 待って 』
大きな手で掴まれ動きが止まる .
『 照れたの ？ A かわいい 』
そう言って
ゆっくりと 唇が近づいて来た .
.
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作者名：m .
| 作成日時：2024年2月16日 0時
