ストレートな愛を花束に (ページ22)

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twenty one ページ22

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『寂しいけど今日は帰る』

ラインを交換して

そう言った照くん .

A 「分かった、気をつけてね」

私がそう言うと

運転席の窓から手を出し

こっちへおいでと言うように手招きする .

『そんな寂しそうな顔しないでよ』

A 「そんな顔してた？」

気が付かずしていたのかと思ったのに

照くんは、

『なんて、寂しいのは俺
こうして少しでもAと居ようとしてる』

本当に寂しそうな顔をして言うから

『っ、』

本当はキスがしたいって思ったけど

頭をポンポンって撫でた .

くるっとカールした柔らかい髪の毛が

心地いいなと思っていたら

『我慢してたのに
Aのせいだから』

そう言って頭を撫でていた手を

ぐっと引かれ

A 「っ、」

唇と唇がちゅっと音を立てて触れた .

そしてゆっくりと離され

『好きだよ、A 』

コツン、とおでことおでこが触れた .

...
......
.........

バイバイと手を振り去っていく

照くんを見送って部屋へと帰る .

妙に熱を持った唇に触れると

さっきまでのことが思い返され

A 「お風呂、お風呂入ろ」

なんて独り言を言いながら

お風呂へと向かった .

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