ストレートな愛を花束に (ページ21)

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A 「ここで大丈夫」

家まであっという間だった .

会わない間何してたのかや

メンバーさんのことをたくさん話してくれ

心の底から大切に思い大好きなんだと思った .

『もう着いちゃったか』

名残惜しそうに離される手 .

A 「送ってくれてありがとう」

そう言うと

『あぁ〜バイバイしたくねぇ』

なんて言うから

A 「コーヒーでも飲んで行く？」

気がつけばそう言っていた .

照くんは大きく目を見開いて

『っ、そんなこと他の奴は言わないで』

そう言った .

A 「照くん以外にはこんなこと言わないよ」

だから私がそう言うと、

照くんはハンドルへおでこを預け

『必死にバイバイしようとしてんのに煽んないで』

そう言って少し眉間に皺を寄せ

微笑んだ .

A 「ふふ、じゃあまたね」

『うわ、なんかそう言われると寂しいわ』

A 「どうしたら良いの」

そんなやり取りを続けていると

『連絡先ちょうだい、LINE教えてよ』

照くんのその一言 .

『 QR出して』

ラインを表示させ、言われた通りにすると

『やった、ゲット〜！』

私の名前が追加された画面を見せ

くしゃっと笑った .

『何気ないことでもライン入れて
すぐには返せないかもだけど、ちゃんと返すから』

A 「何気ないことって？」

『例えば今日は晴れてるねとか
食べたものとか Aからだったらなんでも良い』

ね？と聞く照くんに

私は

A 「うん、分かった』

そう答えた .

私も照くんの連絡先が知れて

嬉しいんだよ .

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