ストレートな愛を花束に (ページ12)

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『俺は結構嫉妬深い
俺以外の男と話してるなんて考えただけで気が狂いそうだし
俺以外の前でスカートなんてもってのほか履かせない』

〝俺の愛重いんだ〟

そう言って笑う照くん .

『ネギも食べられないし、メロンとかスイカとか
瓜科のものは何も食べられない』

〝嫌いなものも多い〟

そう言って苦笑いする照くん .

『嫉妬深いし嫌いなものも多いけど
この世で一番幸せにする
連絡だって毎日するし、毎日会いたいって思う
だから会えるように努力する』

言葉を紡ぐ照くんは

まるで私へ告白してるみたいで、

A 「告白してるの？」

そう聞くと

それはそれは満面の笑みで

『うん、そうだけど？
俺って良い男でしょ』

そう言ってくしゃりとまた笑う .

A 「私に照くんは勿体無いよ
だって私はただのカフェ店員で、照くんは ... っ、」

『それ以上言うな』

言葉を遮るように

私の唇へと触れる照くんの人差し指 .

『俺はAちゃんを好きになったの
一般人とか芸能人とか関係ない』

A 「だけど照くんにはいっぱい応援してる人がいる
一般人の私と付き合ってるなんて分かったら
きっと悲しむ人がいるし、照くんにも ... 」

何が起きてるの

さっきまで言葉を遮ってたのは指だったのに

『何があっても俺が守るよ
軽い気持ちなんかじゃないこれも』

〝これ〟

それは柔らかくて暖かい唇だった .

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