第27話 ページ36
私が閉じ込められてから、多分2日くらいがたったと思う
もう、私の体力は限界だった
閉じ込められた昼以来、ほとんど何も食べていない
口にしたといえば何日か前に降った雨で雨漏りしていた水くらい
もう、汚いとかそういうの関係なく喉を潤したかった
すると、次第に眠気が襲ってきた
でも寝てしまうと、もう目覚められないかもしれないという恐怖があった
しかし、眠気にうち勝つ気力はもうなかった
ねぇ、神様
叶うならばもう…一度…
みんなと…笑い…あ…い…たい……
私の意識が無くなっていく…
その時、
翔「((ﾊﾞﾝｯ A！！」
翔の声が聞こえた
翔「今、助けてやる！」
その一言に凄く安心した
あ「もぅ…いつ…も…遅い…よ…」
翔「遅くて悪かったな」
あ「でも…来て…くれて…嬉し…かっ…た……」
すると翔は笑って
翔「当たり前だろ！その…姫を助けてこそが王子様だからな！」
姫…か、いつも家来とかいうくせにね
あ「そっ…か…」
翔「よしっ！俺様がお前を運んでやるから、背中に乗れ！」
あ「わかった…」
私はいわれるがまま翔の背中に乗った
翔「よく、頑張ったな…」
そう言われて、身体中の力が抜けた
すると、疲れとか、眠気が襲ってきて私は翔の背中で夢の世界へとおちていった
.
.
〜翔side〜
俺がAのもとへ駆けつけた時、正直驚いた
あんなに弱々しいAなんて初めて見た
早くコイツを助けなきゃ、それしか頭になかった
にしても、足を鎖で繋がれてるとは…
しかも、アザだらけだし
だから、Aが背中に乗ったとき
翔「よく、頑張ったな…」
なんて、言っちまった
ガラじゃないんだけどな
でも、怖かったよな…痛かったよな…寂しかったよな…そんな思いが溢れてそう口にしてしまった
そのあと、Aは小さな子供のようにスヤスヤと眠ってしまった
もう、辺りは暗かった
そういえば昔、こんな風に暗いなかAを背負って歩いたときあったな…
迷子になって、途中Aが転んでさ…
なんか、懐かしい
すると、
あ「翔…ちゃん……」
Aがいきなり俺の名前を呼んだ
寝言のようだ
翔ちゃんか…昔はそう呼ばれてたっけ
あ「大好き……」
そうAが言ったとき胸がドキドキした
もしかしたら…って思っちまう
期待、させんなよA…
でも、それでも嬉しかった
だから、
翔「俺も、大好きだぜ…」
そう言い返した
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱羅 - 小説めちゃくちゃ良かったです。これからの更新も楽しみにしています。 あと、良ければ友達になって下さいませんか？うたプリ大好きなので (2014年10月5日 2時) (
レス) id: 612f96c5c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - ありがとうございます！そう言って頂けて光栄です！最新スピードはカメより遅いカタツムリ並みですが、これからも読んで頂けると嬉しいです！ (2013年6月19日 22時) (レス) id: 5ce2aac4e7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろりん(プロフ) - 小説すっっごくドキドキしました更新頑張ってください楽しみにしてます！ (2013年6月19日 18時) (レス) id: 15e01bcb05 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 幸さん» ありがとうございます！興奮するなんて……なんと嬉しいお言葉でしょう！ 私も音也と翔ちゃんが大好きです！もう、サッカー組最高ですよねっ！！ 仲間ですよーー！あ、勝手に仲間にしてすいません……; (2013年5月31日 19時) (レス) id: 5ce2aac4e7 (このIDを非表示/違反報告)
幸 - おおおおお！？おもしろすぎる…;;;み、みたい。早く続きみたいですぅっっ！！！！！！ あ、興奮しすぎましたwえと、私はですねぇ、おとやんと翔ちゃんだいっっっすきです！！！！ (2013年5月18日 17時) (レス) id: 34c321ac1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミント | 作成日時：2012年10月4日 22時
